投げつけたり震えたり…やなぎみわ展「ライブパフォーマンス“MM”」開幕

やなぎみわが構成・演出を手がける「ライブパフォーマンス“MM”」が、昨日11月29日に神奈川・神奈川県民ホールで開幕した。

「機械仕掛けの『神話』上演！」と銘打たれた本作は、12月1日まで同会場のギャラリーで開催中のやなぎの個展「やなぎみわ展 神話機械 MIWA YANAGI : Myth Machines」の一環として上演されるもの。トランスジェンダーであり女優である高山のえみが出演し、音楽を内橋和久が担当する。

開幕に際しやなぎは「投げつけたり、震えたり、のたうったりを、永遠に続けるマシンたちは、人間がいてもいなくてもその演技を止めることはありません」「物語も歌も存在したことがない荒野や氷上に悲劇や喜劇を立ち上げるための試みの第一歩です」と本作を紹介している。上演時間は約1時間を予定しており、公演は本日11月30日まで。当日券の有無は公式サイトで確認を。

やなぎみわコメント

投げつけたり、震えたり、のたうったりを、永遠に続けるマシンたちは、人間がいてもいなくてもその演技を止めることはありません。そして、照らし、奏で、語る、神話機械「タレイア」。わがトレーラー「花鳥虹」は、歌と物語を運ぶ箱であり、訪れた先々の人や神仏や歌と交合しますが、神話機械「タレイア」は、人外の場所をも照らします。物語も歌も存在したことがない荒野や氷上に悲劇や喜劇を立ち上げるための試みの第一歩です。