MCR「死んだら流石に愛しく思え」改訂版がザ・スズナリで開幕

MCR「死んだら流石に愛しく思え」が、昨日5月9日に東京のザ・スズナリで開幕した。

櫻井智也が作・演出を手がける本作は、2015年に上演された「死んだらさすがに愛しく思え」を大幅に改訂して上演するもの。劇中では実在した殺人犯ヘンリー・リー・ルーカスをモチーフにしたストーリーが展開する。出演者には川島潤哉、奥田洋平、五反田団の後藤飛鳥ほかが名を連ねた。

上演時間は約2時間。公演は5月15日まで。なおMCRは、7月に25周年特別公演「あんたのことなんて誰も見てないツアー2019」を開催。「死んだら流石に愛しく思え」の会場では、この特別公演のチケットが先行して販売されている。

櫻井智也コメント

4年前に「死んだらさすがに愛しく思え」を上演した後、僕の中に残ったものは「次の公演もこれをやりたい」であり、「これから先はもう、やることなくなっちゃうんじゃないか」であり、つまりは「お前のいない世界など考えられない」でありました。
それから4年、それでも公演を続け、作品を作り続け、あの頃「お前しかいない」だった僕にも「お前以外に愛せる作品」ができた現状で、再びお前を抱ける機会を得ました。
あの頃言えなかったことを言い、あの頃やれなかったことをやった結果、あの頃の俺でもお前でもなくって新しいお前と俺になったけど、そこで思ったのは、やっぱり、誰よりも素敵なお前でした。