うさぎストライプのリメイク作「空想科学II」ラブホテルが舞台の不条理劇

うさぎストライプ「空想科学II」が11月29日から12月9日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。

大池容子が作・演出を手がける本作は2014年12月に東京・アトリエ春風舎で上演された「空想科学」を下敷きにしたリメイク作。虚構と現実、生と死が混ざり合っていく不条理劇が展開する。

ある朝、横浜のラブホテルで男が目を覚ますと、男の頭には斧が刺さっていた。彼は死んでしまったらしい。彼と一夜を共にしたのは、誰からも愛されることのなかった“名もなき女”だった。それから数十年後、叔母の遺品を整理していたある姉妹は、孤独に死んでいったはずの叔母が一人の男と添い遂げたことを知り……。

出演者には20歳の国の斉藤マッチュ、 劇団天丼 / 革命アイドル暴走ちゃんの江花明里、FUKAIPRODUCE羽衣の高橋義和、芝博文、松田文香、松村珠子、木村俊太朗、野村美優、そしてうさぎストライプメンバーの亀山浩史、小瀧万梨子、金澤昭が名を連ねた。

大池容子コメント

「空想科学」は横浜のラブホテルを舞台にしたお話です。リメイクにあたって、横浜のことを調べてみたら波乱万丈な歴史を持つ街でした。その波乱万丈な街で、真面目で狂った人々が行き交う……「空想科学II」では、うさぎストライプ初のオーディションで集まったメンバーを交え、“ヘン”な事情を抱えた人々の馬鹿馬鹿しくも哀しい、出会いと別れを描きます。