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“時代に呼ばれた作品”、別役実×西川信廣「移動」可児で開幕

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ala Collection シリーズ vol.11「移動」より。

ala Collection シリーズ vol.11「移動」より。

文学座の西川信廣演出による「移動」が、昨日10月15日に岐阜・可児市文化創造センターで開幕した。

「ala Collection シリーズ」は、キャスト・スタッフが岐阜県可児市で滞在制作を行うプロジェクト。その第11弾となる本公演では、西川が別役実作品の演出に初挑戦する。変化の激しい時代に生きる人々の人生を淡々とつづった本作には、主演の竹下景子をはじめ、たかお鷹嵐圭史本山可久子山本道子、田村勝彦、横山祥二、鬼頭典子、星智也が出演。

開幕に際し、西川は「約50年前に書かれた戯曲ですが、今を反映している戯曲だと思います」と述べつつ、「いま起こっている問題を演劇的に投影するというのが演劇の役割だと思うんですが、もうひとつ古い作品をやる場合は、時代が作品を呼ぶっていうのがあると思うんですよ。僕はこの『移動』という作品はどうも時代に呼ばれたなって気がしているんです」とコメントした。

上演時間は休憩なしの約1時間40分を予定。岐阜公演は10月21日まで行われ、その後、10月から11月にかけて栃木、新潟、三重、東京で上演される。

西川信廣コメント

約50年前に書かれた戯曲ですが、今を反映している戯曲だと思います。いま日本では、経済発展が進み、それに比例して借金がどんどん膨らみ、さらに高齢化社会も心配で、みんな不安を抱えながらも、後戻りできずに、ただ進むしかないというような時代で、まさに「移動」で描かれている世界が今の時代に当てはまっているなと思ったんです。お芝居というのは新作を書くときは、時代の鏡といって、いま起こっている問題を演劇的に投影するというのが演劇の役割だと思うんですが、もうひとつ古い作品をやる場合は、時代が作品を呼ぶっていうのがあると思うんですよ。僕はこの「移動」という作品はどうも時代に呼ばれたなって気がしているんです。

ala Collection シリーズ vol.11「移動」

2018年10月15日(月)~21日(日)
岐阜県 可児市文化創造センター

2018年10月25日(木)
栃木県 宇都宮市文化会館 小ホール

2018年10月27日(土)
新潟県 長岡リリックホール シアター

2018年11月3日(土・祝)
三重県 四日市地域総合会館 あさけプラザ ホール

2018年11月7日(水)~14日(水)
東京都 吉祥寺シアター

作:別役実
演出:西川信廣
出演:竹下景子たかお鷹嵐圭史本山可久子山本道子、田村勝彦、横山祥二、鬼頭典子、星智也

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