新里哲太郎と山沖勇輝が殺人犯の息子に「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」開幕

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tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」が、昨日10月3日に東京・小劇場B1で開幕。これに先駆け、同日同会場にて囲み取材が行われた。

tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」より。

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tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」より。

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本作は、新里哲太郎がプロデュースする舞台公演の第5弾。新里のほか山沖勇輝篠原功宮下雄也、福久あや香らが出演し、殺人犯の父を持つ2人の青年と、彼らの周囲の人々の心理に迫る。

左から新里哲太郎、福久あや香、山沖勇輝、宮下雄也。

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囲み取材には新里、山沖、宮下、福久が参加。兄役を演じる作・演出の新里は「3年ほど前から裁判ものを書いてみたいと思っていました」と、この作品を書いたきっかけを明かし、「犯罪に手を染めてしまう人をわかってあげたいという気持ち以上に、『こういうことがあるから犯罪が起こるんじゃないか』ということを本気で書きたいと思い、挑戦しました」と本作への思いを語る。

tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」より。

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弟役の山沖は、「リアルを追求したくて、実際に死刑執行を待つ方の記事を読んだりもしました。重たいものを背負っている役ですが、背負っているものを舞台上で思いきり出していけるよう、毎日戦いながら、精一杯演じたいです」と意気込む。

tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」より。

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死刑執行を待つ父を演じる宮下は、「コンプレックスの塊のような役ですが、すごく共感できるセリフがあるんです。攻めたテーマ……攻めたという言葉は好きではないのですが、この作品がお客様にどう届くか楽しみです」と目を輝かせる。

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弟の恋人役を担当する福久は、「犯罪者の息子である彼に対して、どう接していくか。気を遣いすぎてもいけないし、『優しさとは何か』について考えています。舞台の後半は犯罪被害者遺族になってしまうシリアスな部分もあるのですが、前半は恋人をどうやって笑顔にするかということを大事にしたいと思っています」と微笑んだ。

最後に新里は、「重い作品ですが、笑っていただけるシーンもあります。その感情を全部さらけ出して、役者もお客様も一緒に心を動かせる空間にしたい。お客様にも一緒に舞台を作りに来ていただきたいです」と観客にメッセージを送った。

公演は10月8日まで。

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tetsutaro produce vol.5「風の音聞こえず、鈴音が落ちる」

2018年10月3日(水)~8日(月・祝)
東京都 小劇場B1

作・演出:新里哲太郎
出演:山沖勇輝 / 篠原功宮下雄也、福久あや香、田中翔、橋本仁、金子さやか、三本美里、たくぽん、小林宏樹、川崎珠莉 / 新里哲太郎

※川崎珠莉の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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