「みんなよるがこわい」中国版が昨日9月14日に中国・杭州 Xixi Arts Centerにて開幕した。
「みんなよるがこわい」は、
開幕に際し山田は「初めての海外キャストオーディションから、リサーチ、ダブルキャスト稽古と、控えめに言ってめちゃくちゃに大変な数ヶ月でした」と振り返りつつ、「幾多の困難を乗り越えて立ち上がったこの作品が、観客にしっかり届きますように」と期待を込める。またXixi Arts CenterのElane Dongは「この中国版の製作は、この作品にとっても、中国の若者にとっても意義があることだと確信しています」と思いを述べている。
公演は9月23日まで同劇場で行われたのち、中国ツアーを予定している。
山田由梨コメント
いよいよ、「みんなよるがこわい」中国版の幕が開きます。
初めての海外キャストオーディションから、リサーチ、ダブルキャスト稽古と、控えめに言ってめちゃくちゃに大変な数ヶ月でした。
言葉の壁や文化の違い、それから参加する全員が同じ思いを持たねば演劇は作れないということを毎日ヒシヒシと感じていました。
Xixi Arts Centerにとっても初めての国際共同製作。大きな挑戦をしていると思います。私の手から離れても、丁寧に育っていくよう願っています。
とはいえ、まずは今日の初日から!
幾多の困難を乗り越えて立ち上がったこの作品が、観客にしっかり届きますように。
Elane Dong コメント
2017年2月のTPAM(国際舞台芸術ミーティングin横浜)で、山田由梨さんと贅沢貧乏、そして「みんなよるがこわい」という作品に初めて出会い、衝撃を受けました。同年秋に、彼らを中国に招き、杭州・南京・武漢の3都市4箇所でツアーを行い大成功を納めました。
山田由梨さんの才能と情熱に打たれ、またこの作品は中国の若者に必ずうけると確信し、中国版の製作を依頼しました。
日中文化の違いを乗り越え、中国の若者の本当の生き様を舞台上で表現すること。また中国劇場文化である、古典作品の改編・上演という慣習を打ち破り、フレッシュでポップな題材で、新しい観客層を取り入れること。そして観客達の感情、社会に対する考えを揺さぶること。
この中国版の製作は、この作品にとっても、中国の若者にとっても意義があることだと確信しています。
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