さんぴん×BEAMS、北海道・沖縄・東京の3都市ツアー前に「出発公演」

さんぴん「さんぴん× BEAMS JAPAN：巡業ツアー記念特別イベント＆コラボレーション！ 出発公演＜SANPIN JAPAN＞」が、9月7日に東京・新宿にあるビームス ジャパン4階の「トーキョー カルチャート by ビームス」内にて開催される。

さんぴんはロロの板橋駿谷、Baobabの北尾亘、柿喰う客の永島敬三、範宙遊泳の福原冠からなる演劇集団。「出発公演＜SANPIN JAPAN＞」は、10月から11月にかけて北海道、沖縄、東京で行われる「日本縦断！秋祭り巡業公演『NEW HERO ～突撃！隣のプレシャスご飯、デリシャス!!～』」に先駆けて上演され、さんぴんのビジュアルを担当するアートディレクター・あきやまなおこ、イラストレーター・naohigaによるTシャツ、サコッシュ、靴下などのコラボグッズの販売も実施される。入場は無料だが、事前予約が必要だ。

巡業公演「NEW HERO」は、上演する土地の現地民にさんぴんメンバーが直接インタビューをし、集めたエピソードを演劇、ダンス、音楽、ラップなどの表現を通して紡ぐ物語。今回は北海道、沖縄、東京で滞在制作を行う。

板橋駿谷コメント

一人暮らしのアパートで、朝起きてコーヒーを飲むと実家の事務所を思い出したり、焼きうどんを食べると小学生の頃の土曜日の午後を思い出したり、豚汁をのむと母を思い出したり。
食べ物から“想い出”が溢れ出して、それはきっと今を生きる血肉になってる。
各地に散らばるそんな極上の“食べ物”をご用意致します。
丸2年ぶり、さんぴんフルコース。
どうぞ召し上がれ。

北尾亘コメント

BEAMS JAPAN 出発公演＜SANPIN JAPAN＞によせて
ファッションに興味を持ち始めた思春期の初め頃、BEAMSさんを友達から紹介されてお店を訪れました。
自分のセンスが全く追いつかず、物理的にも合うサイズが無かったあの日。
それから15年余り。
夢描いた“カッコいい大人”からは緩やかにそれ続けているのに、こんな出会いをいただけた事が嬉しいです。
「あの頃より、少しはBEAMS着こなせてるかな？」
過去から未来へ、ファッションが生んだ笑顔も涙も全肯定して持ち上げます。

永島敬三コメント

2年前から、次はどこに行きたいか、何がしたいかという事をじっくりと時間をかけて話し合ってきました。
結果、こういった移動距離が半端じゃない一大巡業になりました。
自らフットワークを軽くしていくスタイルは健在です。
北海道、沖縄、そして東京。自分たちにとっても未だ見ぬ魅力的な人や場所と出会い、
その時、そこにしかないお祭りがどう立ち上がるのか、是非お楽しみにしていて下さい！

福原冠コメント

2018年、さんぴんは沖縄、東京、北海道を巡業する旅に出ます！
「君の人生の断片は、誰かの人生の本編だ。」この言葉を胸にさんぴんを旗揚げしたのが 2015年。
東京での旗揚げ公演からはじまり、仙台（東北）、三重（近畿）と巡業を重ねていく内に一つの目標が生まれました。
それは「5年で日本の全地区で巡業をする」というものでした。
それならば！
北海道と沖縄という全く異なる土地を一つのテーマで見つめることはできないだろうか？
更には、中間地点でありさんぴんメンバーの活動拠点でもある東京で同じテーマでインタビューし、二つの土地で出会ったエピソードにミックスすることで旅の総決算となる作品を立ちあげるのはどうかと考えました。
さんぴんが目指すのは、その土地に新しい「祭り」を生むことです。
それはそこにあった魂の痕跡を大地に刻むようであり、そのとき確かにあった感情の煌めきを天に飛ばすようでもあります。
それこそが「芸能」であり、演劇におけるオルタナティブなエンターテインメントだと思うのです。
その土地に捧げる作品を立ち上げるために一同精進致します。
2年振りに集まって稽古をした時、そのエネルギー、スピード感に興奮しました。
新たな旅の始まりは再び東京から。いい予感がしています。