歌で、殴れ。少年院の音楽講師演じる宮澤もえみ「精一杯、フルコンタクトします」
2017年5月5日 11:06
1 ステージナタリー編集部
「フルコンタクト!~松風少年院・第七分院くすのき寮合唱団~」が東京・萬劇場で5月3日に開幕した。
脚本を蛭田直美、演出を福島敏朗が手がける本作。民間委託の少年矯正施設を舞台に、問題を抱える少年たちと「3日以内に少年達を全員歌わせること」という使命を課された若い女性講師の姿を描く“人生の敗者復活戦”の物語が展開する。
初日を終えた宍戸美奏役の宮澤もえみは、少年院の音楽講師という役柄について「今回、素晴らしい脚本を書き上げてくださった蛭田さんの提案に『ただの女じゃないですね!』と乗っかりました。主演に自信がなかった私ですが、『いいものを作りたい』という真っ直ぐな志を持った共演者とスタッフに支えられてここまで来ました。あとはもう精一杯、フルコンタクトします」と思いを述べる。
綾瀬京介役の橋本全一は「この座組でしか作れない空気、熱量など存分に感じてください! もちろん、ハンカチ持参ですよ?(笑)」と期待を煽る。神谷大樹役の後藤健流は「この作品が皆様の心に届くように、汗と涙ダラダラのカラッカラになりながら、全力で心を震わせて愛を持って作品のメッセージを皆様に届けます。是非劇場にいらしてくださいね!」と観客に来場を呼びかける。
また天王寺咲人役の緑川睦は「ゴールデンウィークという遊びに出掛けたい時期に(笑)舞台を観に来て下さり、ありがとうございます。皆さんの応援に感謝しつつ、皆んなで頑張ります☆」と意気込みを語り、伊勢原虎之助役の鷹松宏一は「本当に素敵なシーン、大好きなシーンがたくさんあります。皆さんもたくさん見つけて頂ければと存じます。素敵なGWを共に過ごしましょう!」と続ける。日々木奏多役の瀬戸祐介は「美奏はもちろん、その他にも感情移入出来る人物がたくさんいると思うので、この作品を通していろんな登場人物の人生に触れてほしいなと思います。歌だけじゃなく、いろんなモノに殴られて劇場を後にしていただけたら嬉しいです」と語っている。公演は5月7日まで。
「フルコンタクト!~松風少年院・第七分院くすのき寮合唱団~」
2017年5月3日(水・祝)~7日(日)
東京都 萬劇場
脚本:蛭田直美
演出:福島敏朗
出演:宮澤もえみ、橋本全一、後藤健流 / 横川ユカ、小俣一生、山崎玲央(「崎」は、たちざきが正式表記)、葛城あさみ / 宇敷浩志、杉山吹稀、将、榊原雄、七海映子、村上史高 / 中野由紀子、石井マサト、仲野りく、中津川恵那 / 緑川睦、鷹松宏一、瀬戸祐介 ほか
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