10人で挑むTHE CONVOY新作、アクロ＆ブレイクダンスなど若手メンバーの見せ場も

「THE CONVOY SHOW vol.32『asiapan』」が、本日2月25日に東京・TBS赤坂ACTシアターにて開幕した。

昨年2016年11月、荒田至法、後藤健流、佐久間雄生、本田礼生の4人が新メンバーとして加入し、総勢10人となったTHE CONVOY。彼らが新体制で挑む本作は、遺跡群に囲まれた街のゲストハウスを舞台に、日本人観光客の男たちやホテルのオーナー、現地の若者たちが織り成す物語だ。

舞台は、揃いの黒スーツに身を包んだ10人によるオープニングダンスで幕開け。古代遺跡を思わせる舞台機構と彼らの背面に浮かび上がる仏像が、観客を「asiapan」の世界へと誘う。続いて、今村ねずみ演じるオーナーが経営するゲストハウス「sweet home SAKURA」のシーンへ。ひょんなことから出会った5人の日本人観光客を瀬下尚人、石坂勇、舘形比呂一、黒須洋壬、トクナガクニハルが演じ、若手メンバーの4人はゲストハウスで働く現地の若者として登場。5人は旅のひとときを共にしながら、日本での生活やこれまでの人生を振り返り、“WHAT IS YOUR MOTTO?”（あなたが生きていくモットーは？）について考えを巡らせていく。

テンポのよい陽気な会話と、50代、20代のメンバーが互いにテンションを高め合いながら作品に挑む姿が印象的な本作。平均身長180cmを越す50代メンバーの、長い手足を生かしたしなやかなパフォーマンスはもちろん、20代メンバーのパワフルながら柔軟性のあるダンスにも注目したい。若手メンバーは、荒田が軽やかなステップで魅せ、本田は得意のブレイクダンス、佐久間は高さのあるアクロバットをそれぞれ披露。また瀬下と後藤によるタップダンスバトルも見逃せない。劇中の歌唱シーンでは、今村をはじめとするメンバーが伸びやかな歌声を響かせる。さらに、シックなオレンジ色のスーツに着替えた10人が、さまざまな楽曲を歌い上げる後半のショーシーンも見どころの1つ。なおカーテンコールのみ撮影が可能となっているので、来場の記念にメンバーの姿をカメラに収めてみては。

東京公演は3月1日まで。その後、3月5日に北海道・札幌市教育文化会館 大ホール、3月8・9日に愛知・東海市芸術劇場、3月11日に大阪・森ノ宮ピロティホール、3月14日に福岡・ももちパレスへと巡演する。