劇団民藝「野の花ものがたり 徳永進『野の花通信』より」が、2月4日から14日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演される。
鳥取市内に実在するホスピスをもとにした、
登場する医師のモデルは、実際に“野の花診療所”を建て、現在も終末期医療に携わっている徳永進氏。「この劇が、日本人の死への思いに小さな変化を生じる一作になれば」とコメントする徳永氏を「徳丸進」役として演じるのは、
徳永進コメント
生きることへの案内
医療の場(臨床)では死は日常的な現象。戦時下でない平和時の死とは言え、死のまわりには両者を隔てない悲しみ、がある。
医者になったころから、死を前にして身も心も凍てつき、所作も言葉も失う日本人の姿を見てきた。もう少し自由でやわらかな空気を病室に届けることはできないか、と思ってきた。
医療者への死の教育の不足、だけでは事は済まない。死については様々な先人たちが表現してきた。詩人、音楽家、写真家、哲学者、冒険家、ジャーナリスト、宇宙学者。演劇も古くから死を大切な課題にしている。独特な表現方法が、死の本質を違う角度から差し出してきたのだと思う。死への案内は、同時に生きることへの案内。臨床は他から学ばなければならない。
この劇が、日本人の死への思いに小さな変化を生じる一作になれば、と思う。
劇団民藝「野の花ものがたり 徳永進『野の花通信』より」
2017年2月4日(土)~14日(火)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
作:
演出:中島裕一郎
出演:安田正利、
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- 野の花ものがたり 徳永進「野の花通信」より|2017年上演作品|劇団民藝公式サイト
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【野の花ものがたり ー徳永進「野の花通信」よりー】
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