「八犬伝」開幕！松村龍之介「このメンバーにしかできない『二章』を」

「ミュージカル『八犬伝―東方八犬異聞―』二章」が、昨日11月23日、東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて開幕した。

あべ美幸による同名マンガを原作とした本作は、8つの玉に導かれた若者たちが、それぞれの真の願いや戦う意味を見つけていくファンタジー。2015年8月に初演され、今回はその続編の「二章」となる。

初日挨拶には、犬塚信乃役の坂口湧久、犬川荘介役の松村龍之介、犬飼現八役の前内孝文、犬田小文吾役の畠山遼、犬阪毛野役の安里勇哉、犬山道節役の山本一慶、浜路役の田上真里奈、九重役の帆風成海、琥珀役の岡村さやか、里見莉芳役の三上俊が登壇。

前作同様、信乃を演じる坂口は「またこの作品に参加できることがすごくうれしいです。前回よりも良い『八犬伝』、そして前回よりもカッコいい信乃が演じられるようにがんばります！」と意気込み、今回が初参加となる松村は「原作の世界を尊敬しつつ、このメンバーにしかできない『二章』をお届けできるよう、精一杯精進して参ります」と意欲を見せる。

前内は「前作では（現八が）すごく悩んだり、闇を抱えたりいろいろなことがありましたが、今作では僕たちが明るい部分を担っていると思います」と自身が演じるキャラクターについて語り、畠山は「オープニングやクライマックスなどは、演じている僕でも鳥肌が立つくらいなので、そういうところをぜひ皆さんに見ていただきたい」と見どころを明かした。

安里は「たくさんの人に『二章』を届けられたらなと思っております。一生懸命頑張ります」とコメントし、続く山本は「それぞれのキャラクターの生きる意味がいろいろな形で描かれているので、その生きる意味を大切に皆さんに届けられたら」と抱負を述べる。

「劇中のコーラスもすべて生で、みんなが袖で唄っています。ぜひ会場に来てお楽しみいただければ」と注目ポイントを挙げたのは田上。岡村は「こうして全員で無事に初日を迎えられて幸せな限りです」と喜びを語り、帆風は「（安里演じる犬阪毛野の別名）旦開野をしっかりと調教して、艶やかな女を演じたいと思います」とアピールした。

三上は「八犬士が2人増えて、6人集まったということで、これが8人になったらもっと強い力で繋がっていけるのではないかと思います」と分析。「前回より今回、そして次へ繋いでいけるように精一杯努めたい」と次回作への意欲を見せた。

「ミュージカル『八犬伝―東方八犬異聞―』二章」は、11月27日まで。また本公演のDVDが、2017年4月末に発売されることも明らかに。さらにニコニコ生放送では、11月26日13:00公演と18:00公演の模様が生配信される。価格は1600円。詳細は公式サイトで確認しよう。