渋谷慶一郎が菊地成孔のサックス、森山未來のダンスと共演

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渋谷慶一郎の年末恒例ピアノソロ・コンサートに、菊地成孔森山未來がゲスト出演する。

渋谷慶一郎(Photograph by Yurina Niihara)

渋谷慶一郎(Photograph by Yurina Niihara)

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「Keiichiro Shibuya Playing Piano Plus」と題された本コンサート。今年は16:00開演回に菊地成孔、19:30開演回に森山未來がゲスト出演し、2公演それぞれ異なる内容、異なる演奏曲目を披露する。

渋谷と菊地がコンサートで共演するのは今回が初めて。即興のほか、ビル・エヴァンス、アントニオ・カルロス・ジョビン、デヴィッド・ボウイなどのカバー楽曲が演奏される。また、渋谷と森山の共演も今回が初となり、「for maria」をはじめとした渋谷のピアノソロナンバーに森山が振りを付ける。

コンサートは12月4日、東京・寺田倉庫 本社ビル G3-6Fにて。1日通し券は現在発売中、各回券は1日通し券が完売しなかった場合のみ11月11日に発売予定。全着席形式で、各回終演後にはサイン会も開催される。

渋谷慶一郎 コメント

ここ数年、僕は暮れに一人でピアノソロのコンサートをやってきた。
そしてこの先もずっと一人でピアノを弾いて次の年に向かう、それがずっと続くと思っていたし僕にとっては唯一の大事な習慣になっていた。

しかしこの孤立は奇妙なものだとも思う。
僕の国外のプロジェクトのほとんどがコラボレーションワークだし、THE ENDのような大掛かりなプロジェクト・チームで世界中を駈けずり回っていたりもする。
もしかしたら自己確認や習慣だと思っていたこのピアノソロは集団化、均質化していくこの国の状況に対する無意識の態度表明だったのかもしれない。

ピアノは鏡のようなもので、そのときの自分を写すだけではなくその周囲も写り込むしそこに光が射すときもある。
今年の年末は僕一人ではなく、しかし決して集団化しない個人として際立って屹立したアーティストと一緒に演奏してみたいと思った。

公演はマチネとソワレの1日2回公演で内容は全く違う。
16時からのマチネではサックスの菊地成孔さんをゲストに迎え、19時からのソワレでは森山未來さんのダンスと共演する。

ピアノとサックスは音が出る楽器同士の共演、ダンスは息や床を擦る音以外の音はしない。

自分の曲も演奏すれば即興的な部分もあり、スタンダードもある。
それらをシームレスに行き来して泳ぐにように演奏したい。
6本の柱が屹立する寺田倉庫のスペースで僕たちの孤立が重なるのを囲み輪になって観てほしいと思う。

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渋谷慶一郎コンサート「Keiichiro Shibuya Playing Piano Plus」

2016年12月4日(日)
東京都 寺田倉庫 本社ビル G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10)

出演:渋谷慶一郎菊地成孔(16:00開演回)、森山未來(19:30開演回)

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白沢すいか @suika_sirasawa

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