短距離男道ミサイル×オレンヂスタ×コトリ会議が、“家族”をテーマに競演

宮城に活動拠点を置く短距離男道ミサイル、名古屋のオレンヂスタ、大阪のコトリ会議が参加する“対ゲキ”が、4月1日から3日まで東京・こまばアゴラ劇場にて開催される。

3劇団が、共通テーマ「家族」に基づき創作した40分程度の作品を連続上演する同企画。2015年10月の宮城公演を皮切りに、新潟・愛知・大阪と公演を行ってきたが、東京がそのツアー最終地となる。

テンションとエモーションの高さが人気の短距離男道ミサイルは、「R.U.R. 外伝～突撃！隣の晩プルトニウム～」を上演。超高齢化社会に突入した近未来の世界を舞台に、“家族”として生活するロボットたちを探して、ある未開の地へ足を踏み入れた男の物語だ。

会話と身体のズレを、身体によって表現する「見る会話劇」が持ち味のオレンヂスタは、家や家庭、家族を失い、肩寄せ合って生きる“ワタシたち”を描く「新興宗教ワタシ教」を上演する。

また普通の人々の会話劇が軸のコトリ会議は、奴隷のキド君をめぐる物語を展開。奴隷解放組織の連絡係を務めるキド君がつくったチラシには、「あたたたかな北上」と明らかな誤植があり……。

出演順は毎公演前にくじ引きで決定される。東京以外で活動する劇団を、一気に観られるチャンスだ。