「ミュージカル『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』」は、「ロミオとジュリエット」「ハムレット」などの名作を生み出したウィリアム・シェイクスピアの没後400年の節目に送る作品。シェイクスピア自身を主人公とし、彼が親の反対にあいながらも劇作家の夢を叶え、最愛の妻アン・ハサウェイに出会い、やがて家族との不和や執筆に苦悩する姿が描かれていく。作・演出を手がけたのは生田大和。ウィリアム・シェイクスピアは
「ダイナミック・ショー『HOT EYES!!』」は、朝夏まなとの瞳から受けるイメージをテーマにした、華やかなショー。大階段を所狭しと出演者たちが埋め尽くし、ラインダンスやタンゴなどさまざまな踊りと歌で魅せる。「瞳」にちなんだ楽曲が多数盛り込まれているのも楽しいポイントだ。
通し稽古後の囲み取材にて、シェイクスピアを演じることについて尋ねられた朝夏は、「シェイクスピア本人は謎に包まれている人物で、お話はフィクション。ですので生田先生が書いたシェイクスピアを私は演じてるんですけど、物語を通して感情の起伏がすごく激しくて、最後に清々しい気持ちで終われるので、心が洗われるというか。公演するごとに初心に帰っている気がします」とコメント。シェイクスピアの18歳から24歳までを演じているが、「人間としての成長と、自分の芝居で時の流れをきちんと表現できたらと思っています。18歳のときは若々しく演じられるように、テンション上げてやっております」と意気込んだ。
実咲は役を演じる上で大切にしていることを聞かれると、「アンとして、常に舞台の中でウィル(シェイクスピア)のことをいつも第一に考えることを大切にしています」と回答。また「HOT EYES!!」について朝夏は「(宝塚)大劇場でも、大階段に立つと2階席との距離が近いなと思っていたんですが、東京に来たら余計に近いな、と改めて思いました」と語り、これには実咲も「お客さまと近いということ、私もとてもうれしいなと思います」と微笑む。また好きな場面については、朝夏は「ソロで踊らせていただくところです。ひとりでこの劇場の空間を埋めなければいけない、自分自身との戦いなので、集中力を高めてます」、実咲は「プロローグの場面の、タンゴを踊らせていただいてるところです」と答えていた。
「ミュージカル『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』」「ダイナミック・ショー『HOT EYES!!』」は、3月27日まで。
宝塚歌劇団宙組「ミュージカル『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』」「ダイナミック・ショー『HOT EYES!!』」
2016年2月19日(金)~ 3月27日(日)
東京都 東京宝塚劇場
「ミュージカル『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』」
作・演出:生田大和
「ダイナミック・ショー『HOT EYES!!』」
作・演出:藤井大介
出演:
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- 宙組公演 『Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』『HOT EYES!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
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ヅカと花 @zuka_hana
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