古谷実
フルヤミノル
1972年埼玉県生まれ。1992年、週刊ヤングマガジン増刊黒ブタルーキー号(講談社)にて「行け!稲中卓球部」が掲載されデビュー。翌年より週刊ヤングマガジン(講談社)にて連載が決定した同作は、卓越したギャグセンスとハイテンションな作風で人気を誇り、テレビアニメ化に至るヒットを記録。1996年には第20回講談社漫画賞を受賞した。以降、同誌にて連載された「僕といっしょ」「グリーンヒル」などを経て、作品の主題は次第にギャグからシリアスへと移行。「ヒミズ」の単行本1巻の帯では「笑いの時代は終わりました。これより、不道徳の時間を始めます」と銘打ち、作者自ら作風の転向を明らかなものとした。