思い出の場所を巡り、大手町三井ホールへ
会場が暗転すると、ステージ後方のスクリーンに昨年のデビューライブの裏側映像が映し出される。そして、初めて耳にする新曲をバックに、これまでにライブを行ってきた会場や、幕間のムービーを撮影してきた思い出の場所などをメンバーが訪れる様子が描かれていく。最後に7人が勢ぞろいしたのは、今回のライブ会場である大手町三井ホール。ここからオープニングSEへとつなげ、ステージ上に橘あや、小鈴かれん、松本せりな、夏目りこ、楠森しゅり、逢川あい、七瀬こあの順で、各メンバーカラーにゴールドをあしらった新衣装をまとったメンバーが登場し、「はっぴー大作戦」で勢いよくライブをスタートさせた。
それまで着席していた観客が一気に立ち上がり、きらびやかなパフォーマンスを前にテンションを上げていく。その後も「きみのせいではっぴーです!」「パーレイ!」とおなじみのナンバーが連発され、客席は色とりどりのペンライトで埋め尽くされていった。最初のMCでメンバーが1人ひとり自己紹介をすると、続けて橘は「オープニング映像からびっくりすることがたくさんあって、みんな情報が追いついてないんじゃないかな?」と語りかけ、七瀬も「冒頭の映像で、皆さん1周年を感じてもらえたんじゃないでしょうか」と続ける。そして「じゃじゃじゃじゃーん!!」でライブが再開すると、7人はジャンプを交えた元気なダンスで客席を沸かせ続けた。
2年目の始まりを彩る新曲初披露
ライブ中盤には、メンバーがハピクリにちなんだクイズに回答していく映像コーナーも用意。会場が和やかな空気に包まれると、メンバー紹介を兼ねた「はっぴー7」、バレンタインチョコレートを1周年の感謝の気持ちに代えて届ける「ばれたい..!」、クラップを交えながらサンバのリズムで一体感を作る「モーレツ!ハッピータイム」といったアゲ曲が連発される。そして、七瀬の「次の曲は1周年に向けて準備してきた、皆さんにエールを送る曲です」という言葉を合図に、7人はこの日が初披露となる新曲「青春応援団のテーマ」をパフォーマンス。パートによってテンポが大きく変わったり、応援団をイメージさせる振付が用意されたりと個性的な楽曲だが、そのキャッチーなメロディと覚えやすい振付も相まって、ファンは即座に対応してコールを上げた。
かわらしさの中にも若干の毒をはらんだアッパーチューン「闇×病み=yummy♡!」、アグレッシブさが際立つラウドナンバー「WORRY DESTRUCTION」で会場の熱気は徐々に沸点へと近付いていく。すると、メンバー1人ひとりがノートと向き合いながら幸せを噛み締めていく姿が捉えられた映像が流れ、続くエモーショナルな「ライムライト」で会場はクライマックスのような盛り上がりを見せる。観る者を温かな空気で包み込む「ナチュラブ」、ドラマチックな曲調がライブに華を添える「Life is Olympic」を経て、7人はライブ冒頭の映像にて初公開された新曲「夢のあとさき」をパフォーマンス。今の心情を投影したような歌詞を、気持ちをたっぷり込めて歌い上げる。ひたむきさが伝わる前曲から一変、弾ける笑顔を届ける「フレッフレッてね」でライブ本編は終了した。
悔しい思いの残る場所でリベンジ「絶対に後悔させません!」
アンコールでは重大発表として、グループ初の写真集「はじめてのハピクリ」の発売日が12月15日に決定したこと、旅番組「ハピクリ号でGO!」がYouTubeにて来年1月にスタートすること、初のメンバーソロ楽曲が2月4日から7週連続で配信されること、そして新たなワンマンライブ「七色の光路」が3月28日に東京・ヒューリックホール東京で開催されることが告知される。2年目突入と同時に新情報がたっぷり届けられると、客席から歓喜の声が湧き上がった。
その後メンバーが1人ずつ、ファンに向けてメッセージを送る。夏目が「こうして1周年を7人で迎えられたことは、当たり前のようで当たり前ではない」と現実を噛み締めると、松本は「初めてのアイドル活動で、最初は何もわからなかったけど、私のことを信じてくれて、たくさん応援してくれてありがとう」と感謝を口にする。また、楠森は「ハピクリは環境に恵まれていて、それがうれしくて」、小鈴は「ここにいる皆さんと出会えたことや思い出が、私にとって自慢であり宝物です」とそれぞれ喜び、逢川は「1年前の私に声を大にして、こう言いたいです。アイドルを、ハピクリを、私の生きる場所として選んでよかったねって」と笑顔を浮かべる。
そして橘は3月28日の新たなワンマンライブの会場に触れ、「ヒューリックホールという場所は私たちにとって初めての全国ツアーのファイナル会場でもあり、悔しい思いのある場所でもあります。正直、こんなに早くリベンジの機会を与えてもらえるとは思っていませんでした。だからこそ2年目最初の目標として、このワンマンライブをソールドアウトさせたい」と、チケット完売の目標が叶わなかった今年4月のヒューリックホール東京公演のリベンジを力強く宣言。最後は七瀬が涙ぐみながら「2年目の私たちについてきてほしいです。絶対に後悔させません! これからもたくさん幸せを創造していきましょう!」と伝え、会場は温かな拍手に包まれた。
橘の「大好きなみんなと過ごせたこの日々は私たちの宝物で、この先の糧になっています。この先の未来、今日のライブがみんなにとって忘れることのない、一瞬の光になれるよう、最後に私たちがすべてを捧げて歌いたいと思います」という言葉に続いて、7人はグループにとってアンセムとも言える「ライムライト」を再び披露。会場中に幸福感を充満させて、記念すべき1周年ライブをフィナーレに導いた。
この日披露された新曲「青春応援団のテーマ」「夢のあとさき」は追って各音楽配信サイトにて配信リリース予定。HAPPY CREATORSのYouTube公式チャンネルにはこの1周年ライブから、けんたあろはが作詞および作編曲を手がけた「青春応援団のテーマ」のライブ映像が公開された。
【LIVE MOVIE】"青春応援団のテーマ"HAPPY CREATORS 1st Anniversary Live-はっぴー創造記念日!-
セットリスト
「HAPPY CREATORS 1st Anniversary Live -はっぴー創造記念日!-」2025年11月15日 大手町三井ホール
01. はっぴー大作戦
02. きみのせいではっぴーです!
03. パーレイ!
04. じゃじゃじゃじゃーん!!
05. しあわせはまだなぞなのだぞ
06. はっぴー7
07. ばれたい..!
08. モーレツ!ハッピータイム
09. 青春応援団のテーマ
10. しぇあはぴ
11. 闇×病み=yummy♡!
12. WORRY DESTRUCTION
13. ライムライト
14. ナチュラブ
15. Life is Olympic
16. 夢のあとさき
17. フレッフレッてね
<アンコール>
18. ライムライト
公演情報
HAPPY CREATORSワンマンライブ「七色の光路」
2026年3月28日(土)東京都 ヒューリックホール東京
※詳細は後日発表。
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Bami @Mcmooney20
@natalie_mu 👏👏👏