Shiggy Jr.×フレンズ、“ありそうでなかった”ツーマンがついに実現 共鳴し合う極上のポップミュージック

4

56

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 17 33
  • 6 シェア

ライブナタリーの企画によるShiggy Jr.フレンズのツーマンライブが、7月3日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。男女混成バンドという共通点を持ち、活動時期もほぼ重なる2組だが、意外にも対バンライブを行うのはこれが初めて。ついに実現した競演をひと目見ようと、会場には両バンドのファンが駆けつけた。

Shiggy Jr.×フレンズ(撮影:曽我美芽)

Shiggy Jr.×フレンズ(撮影:曽我美芽)

大きなサイズで見る(全30件)

えみそんと池田智子が念願コラボでグータッチ

視線を合わせるえみそん(左)、三浦太郎(右)。(撮影:曽我美芽)

視線を合わせるえみそん(左)、三浦太郎(右)。(撮影:曽我美芽)[拡大]

まずは真っ赤な衣装に身を包んだフレンズが、盛大な拍手に迎えられながらサポート陣とともに登場。華やかなサウンドの「ビビビ」でライブの幕を開ける。「NO BITTER LIFE」と「iをyou」ではフロアにハンドクラップを促し、会場は早くも一体感に包まれた。

えみそん(Vo / フレンズ)(撮影:曽我美芽)

えみそん(Vo / フレンズ)(撮影:曽我美芽)[拡大]

三浦太郎(G, Vo, Cho / フレンズ)(撮影:曽我美芽)

三浦太郎(G, Vo, Cho / フレンズ)(撮影:曽我美芽)[拡大]

「Shiggy Jr.とフレンズ、なんとツーマン初めてですよ! 待ちに待ってました!」と、えみそん(Vo)は興奮気味に挨拶。「なんでずっと(ツーマンを)やってなかったんだろう。やってるよなあという気にもなってたし(笑)」と念願だったツーマンへの喜びを爆発させた。ここでMCは、会場の入り口に展示されているイラストの話題に。来場者全員にステッカーとしても配布されたこのイラストは、ツーマンを記念してShiggy Jr.の池田智子(Vo)がフレンズのメンバーを、えみそんがShiggy Jr.のメンバーを描き下ろしたもの。長島涼平(B, Cho)が「えみそんの絵は寝ながら描いたの?」と横からイジると、えみそんは「いや、本気本気。『ガロ』と『ちゃお』ぐらいの作画の違いですよ」とすかさず返し、会場は笑いに包まれた。

長島涼平(B, Cho / フレンズ)(撮影:曽我美芽)

長島涼平(B, Cho / フレンズ)(撮影:曽我美芽)[拡大]

次のブロックに入ると、フレンズは9月リリース予定のニューアルバム「テン・シティ」から最新ナンバーを連続で披露。えみそんによる振付のレクチャーから「Beautiful Lady」で観客と一緒にダンスを楽しむと、アップテンポな「RISE UP HIGH」では客席のテンションをさらに引き上げていく。「NIGHT TOWN」では三浦太郎(G, Vo, Cho)が奏でるメロウなギターがアーバンなムードを演出し、心地よいグルーヴで会場を魅了した。

フレンズのライブの様子。(撮影:曽我美芽)

フレンズのライブの様子。(撮影:曽我美芽)[拡大]

グータッチをするえみそん(左)と池田智子(右)。(撮影:曽我美芽)

グータッチをするえみそん(左)と池田智子(右)。(撮影:曽我美芽)[拡大]

そしてライブの後半には、このイベントならではのコラボレーションが実現。「皆さんの思い出をより濃いものにしたいんですけど……今からゲストを呼んでもよろしいでしょうか? Shiggy Jr.から、いけもこー!」と池田を呼び込み、フレンズの代表曲「夜にダンス」へ。えみそんが池田に近付いて戯れるひと幕もあり、初のツーマンとは思えないほど自然な掛け合いで場内を和ませた。池田との抜群のハーモニーを届けたフレンズは、最後に「塩と砂糖」と「Love,ya!」を立て続けにパフォーマンス。フロアのボルテージを最高潮まで引き上げたフレンズは「ありがとうございました! 最後まで楽しんでいってねー!」と満足げな表情でステージをあとにした。

相性よすぎて「ツーマンツアーやりましょう」

池田智子(Vo, / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)

池田智子(Vo, / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)[拡大]

原田茂幸(G, / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)

原田茂幸(G, / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)[拡大]

フレンズからバトンを受け取ったShiggy Jr.のライブは「サマータイムラブ」「Sumer time」という、この季節にぴったりのナンバーでスタート。コール&レスポンスを交えた「oh yeah!!」では照明が激しく明滅する中、原田茂幸(G, Vo)がエッジィなギターソロを響かせてフロアを沸かせた。

森夏彦(B / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)

森夏彦(B / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)[拡大]

諸石和馬(Dr / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)

諸石和馬(Dr / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)[拡大]

MCでは、この日衣装を忘れて私服でステージに立つことになった森夏彦(B)をイジるくだりを挟みつつ、池田が対バン相手のフレンズにも言及。あまりの相性のよさから、出番を終えてステージからはけてきたフレンズのメンバーに「ツーマンツアーやりましょう」とすぐ声をかけたことを明かし、「もしやるとしたら、皆さん来てくれますか?」と呼びかけると、オーディエンスは大きな歓声で応えた。また、池田はShiggy Jr.が再始動に向けて楽曲制作を始めた頃、原田茂幸(G, Vo)が池田の後ろ姿の写真に「ほう。」と添えてInstagramに投稿した匂わせポストがそのまま音楽ナタリーの記事タイトルになったことに触れ、「もうShiggy Jr.史上一番笑ったよね」と当時を振り返った。

関連記事
Shiggy Jr.のライブの様子。(撮影:曽我美芽)

Shiggy Jr.のライブの様子。(撮影:曽我美芽)[拡大]

キレキレに踊る私服の森夏彦(B / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)

キレキレに踊る私服の森夏彦(B / Shiggy Jr.)(撮影:曽我美芽)[拡大]

一緒に歌う池田智子(左)、えみそん(右)。

一緒に歌う池田智子(左)、えみそん(右)。[拡大]

アコースティックギターのストロークが涼しげに響き渡る「baby I love you」からShiggy Jr.のライブは再開。「you are my girl」「keep on raining」とエモーショナルな情景が立ち上がるナンバーが連投されると、観客は心地よさそうに体を揺らす。池田は「ここ最近のライブで一番自分らしく歌えている気がします」と笑顔を見せ、「本当に皆さんありがとうございます!」と観客に感謝を伝えた。10月から始まるツアーの告知を経て、ライブは終盤戦に突入。「恋したらベイベー」からシームレスにつなげた「LISTEN TO THE MUSIC」では森がフレンズ「Beautiful Lady」の振付を引用したロボットダンスを披露し、池田と諸石和馬(Dr)が爆笑する場面も見られた。そしてラストを飾ったのは「Saturday night to Sunday morning」。この曲ではフレンズのえみそんをゲストボーカルに迎え入れると、この日限りのデュエットでオーディエンスを盛り上げた。

鳴り止まない拍手を受けて、Shiggy Jr.の4人は再びステージへ。割れんばかりの歓声の中「ピュアなソルジャー」を届け、この“ありそうでなかった”ツーマンライブを締めくくった。

セットリスト

「ライブナタリー “Shiggy Jr. × フレンズ”」2025年7月3日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

フレンズ

01. ビビビ
02. NO BITTER LIFE
03. iをyou
04. Beautiful Lady
05. RISE UP HIGH
06. NIGHT TOWN
07. good time
08. 夜にダンス
09. 塩と砂糖
10. Love,ya!

Shiggy Jr.

01. サマータイムラブ
02. summer time
03. oh yeah!!
04. baby I love you
05. you are my girl
06. keep on raining
07. 恋したらベイベー
08. LISTEN TO THE MUSIC
09. 今が幸せであれ
10. Saturday night to Sunday morning
<アンコール>
11. ピュアなソルジャー

※記事初出時、セットリストに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

この記事の画像(全30件)

読者の反応

  • 4

池田智子_ ᴛᴏᴍᴏᴋᴏ ɪᴋᴇᴅᴀ @ikemoco_

🤜❤️🤛 https://t.co/Ins5rMnd0p

コメントを読む(4件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 Shiggy Jr. / フレンズ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。