バルーン企画アルバムでなとりが「メーベル」カバー「自分が出力できる最大限の表現」

バルーン（須田景凪）の企画アルバムの詳細が明らかに。タイトルや発売日、収録内容の一部が発表された。

アルバムのタイトルは「Fall Apart」で、発売日は4月16日に決定。バルーン名義で最初にリリースしたアルバム「apartment」と“Fall Apart（崩壊する）”という意味から付けられた本作のタイトルには「自分のリスペクトしてる方々にアレンジカバーして頂けるなら、それぞれ自由な解釈で、今まで“バルーン”として積み上げてきた価値観を壊してほしい」という思いが込められている。

本作には12月に配信リリースされた、ヒトリエを客演に迎えたバルーンの楽曲「WOLF」のほか、なとりによるバルーンの代表曲「メーベル」のアレンジカバーなど全6曲を収録予定。なとりは12月に東京・ヒューリックホール東京で行われた須田の自主企画ライブ「須田景凪 presents "MINGLE" DAY2 奇縁」に出演した際、「メーベル」のカバーを披露していた。

この曲は明日1月15日に先行配信がスタートする。須田は「『昔からずっと聴いていた』と心から話してくれた彼に、この企画アルバムにおいて、『メーベル』という曲を託しました。僕の価値観を分解、そして再構築してくれてありがとう」、なとりは「『メーベル』という音楽によって救われた自分が出力できる、最大限の表現ができたと思います。リスペクトと愛を込めて作りました」とコメントを寄せている。

アルバム「Fall Apart」はDVDまたはBlu-ray付きの映像盤、CDのみの通常盤の計3仕様でリリース。映像盤には収録曲と同じ楽曲を披露するスタジオライブ「"Fall Apart" Studio Reel」の映像が収められる。

バルーン / 須田景凪 コメント

なとりと初めて腰を据えて話した時、僕が以前から、なとりに対して感じていた親近感が確信に変わりました。
それは“近しいカルチャーの音楽を聴いていた”などの、簡単な言葉で表せるものではありません。
美しくもあり、歪でもある。そんな美学を共有出来る数少ない存在です。
そして「昔からずっと聴いていた」と心から話してくれた彼に、この企画アルバムにおいて、「メーベル」という曲を託しました。
僕の価値観を分解、そして再構築してくれてありがとう。
たくさんの人に届きますように。

なとり コメント

学生時代、「Corridor」や「teeter」など須田さんの様々な作品を聞いて育ってきたので今回、「メーベル」のカバーを作り終えた時、青春の答え合わせのような感覚になりました。「メーベル」という音楽によって救われた自分が出力できる、最大限の表現ができたと思います。リスペクトと愛を込めて作りました、ぜひ聞いてください。