「GQ MEN OF THE YEAR」は、「GQ JAPAN」がジャンルを問わずその年に圧倒的な活躍を見せた人々を称えるアワード。2023年末に結成された岡村和義は、それぞれのキャリアを十分に積んだ、異なる個性を持つ2人のシンガーソイングライターによるユニットが、音楽界に大きな影響を与えていることを理由にベスト・コラボレーション賞を受賞した。
トロフィーを持ってステージにおずおずと現れた岡村と斉藤。フォトコールに応じたあと、受賞した思いを聞かれ、岡村は「ありがたくうれしく思っております」、斉藤は「ベスト・コラボレーション……ね。結成してすぐにいただけてありがたいです」とコメントした。「GQ MEN OF THE YEAR」にかけ、「お互いに贈りたい賞は何か?」という質問が飛ぶと、岡村は「もともととても仲がいいんですけど、仕事でも相棒としてバディとして駆け抜けさせていただいたので、僕からはベスト・バディ・オブ・ザ・イヤーを彼に贈りたいです」と述べる。斉藤が「うーん……」と悩んでいると、岡村は「変なこと言うなよ。絶対言いそうだから」とまるでフリかのように茶々を入れたが、斉藤は「大丈夫です」とキッパリ。
そして「仕事・オブ・ザ・イヤーですかね。岡村和義としての活動を発表したのは去年末だったんですけど、2、3年ほど前から一緒にスタジオに入って曲作りをしていたんです。発表してからは毎月配信もしていくということで、ちゃんとしなきゃと。最終的にいろいろまとめてくれるのは岡村ちゃんのほうだったので」と岡村の仕事っぷりを称えた。岡村は「僕らベテランなのでなかなかスケジューリングをすることはありませんが、岡村和義では『2人ならやろう』と楽しみながらやれました。サポートしてくれたスタッフがいなければこの状況にはならなかったので感謝の気持ちがあります」と話した。
またこの1年の活動で印象に残っていることについて、斉藤は岡村和義のツアーを挙げ、「知り合って10年近いんですけど、楽器のあるお店でセッションして遊んだりしてて、『こんなので旅できたらいいね』と言っていたのがついに実現したのでうれしかったです」と回答。岡村は「感無量なところがありますね」とそれに同意し、「我々は解散するわけではないので、活動しようと思っています。具体的な発表はちょっとまだできませんかリリースやその他もろもろみたいなことは……」と来年の活動についても言及した。
今後の目標は何かという質問には斉藤が「岡村ちゃんの結婚ですかね。結婚、目標でしょ?」と話を振るも、岡村は「結婚は目標じゃないですね」と華麗にスルー。そして「ささやかなところで言えば健康に活動できること。大きいことなら海外で活動したり。表には出しませんが、2人とも静かな野心は持っているので」と岡村は語った。
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日笠雅水 @maaco3
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