11月20日発売の雑誌「SWITCH」に、「音楽に萌える」と題した
この巻頭特集はPart 1「教授が萌える音楽の秘密」、Part 2「教授に萌える音楽家 / 教授が萌える音楽家」、Part 3「すべての『音』は『音楽』である」の3本立て。Part 1では、坂本がグレン・グールドをはじめとする「教授が萌える10人のピアニスト」を挙げ、それぞれについて語るほか、代表作「戦場のメリークリスマス」を譜面付きで自ら詳しく分析。教授が選んだ「ゼロ年代の10枚」も紹介する。
また、Part 2にはYMOの盟友・
そしてPart 3は、3月11日の東日本大震災以降、坂本が日本各地を駆け回る姿に密着取材したドキュメントなどで構成。本誌には特別付録としてCDが付いており、「8.15 世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」で披露された
なお今号は、スイッチ・パブリッシングのWEBサイトで購入すると、オンライン特典として販促用ポスターをプレゼント。ポスターの裏面には、誌面に載り切らなかった「教授が萌える『10人のピアニスト』」のインタビューが全文掲載される。
アンケート「坂本龍一の1曲」抜粋コメント
小山田圭吾(Cornelius)
「Paradise Lost」(アルバム「音楽図鑑」収録)
坂本さんの多岐にわたるレパートリーの中から一曲を選ぶのは本当に難しいですが、最近のお気に入りは「Paradise Lost」という曲です。ヤン富田さんのスティールパンと近藤等則さんのトランペットが素敵な、ほんとうに美しい曲です。
菊地成孔
「Behind The Mask」(アルバム「Solid State Survivor」収録)
言わずと知れたYMOナンバー中最もブラコンなナンバー。ワタシのYMO支持傾向はディスコ~ブラコン派で、どんな曲でもその線で聴いてますが、中でもこの曲は、カンフーディスコ的なペンタトニック・メロディが幅を利かす「ソリッド・ステート・サヴァイヴァー」の中でも、モダンかつAOR的なコード進行とメロ&グルーヴ感でもう最高。という感じです。スティーヴィー・ワンダーのチョーカーと並び、このトラックでの「ヴォコーダーなんだけど、誰が歌ってるか解っちゃう」感もブラコンとしてイケまくり。
やくしまるえつこ
「The End of Asia」(アルバム「千のナイフ」収録)
教授のおしごとの中から素敵な曲を選ぶのには困らないので、一つだけというのは困ってしまいますが、寒さが記憶をツンツンつついてくるこの季節にはこの曲かなって思います。はてさて、世界の果ては今どうなってるでしょうか…ね、教授?
「SWITCH」坂本龍一特集「音楽に萌える」内容
Part 1:教授が萌える音楽の秘密
・教授が萌える「10人のピアニスト」
グレン・グールド / ヴィルヘルム・バックハウス / ヴィルヘルム・ケンプ / アルフレッド・コルトー / グスタフ・レオンハルト / スヴャトスラフ・リヒテル / ワレリー・アファナシエフ / アレクサンドル・タロー / ビル・エヴァンス / 高橋悠治
・NHK Eテレ「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」ハイライト
・「音楽家の言葉」
・教授が語る「ゼロ年代の10枚」
Part 2:教授に萌える音楽家 / 教授が萌える音楽家
・細野晴臣+高橋幸宏が語る「坂本龍一の10曲」
・矢野顕子が語る、yanokami「Bamboo Music」カバー
・教授が5人の音楽家に訊く「音楽の秘密」
沢井一恵(筝) / 東野珠実(雅楽) / 亀井広忠(能楽) /
・アンケート「坂本龍一の1曲」
伊藤ゴロー / 宇多丸(RHYMESTER) / 小山田圭吾(Cornelius) / 菊地成孔 / 坂本美雨 / 柴咲コウ / 渋谷慶一郎 / 高田漣 / やくしまるえつこ
Part 3:すべての「音」は「音楽」である
・ドキュメント「アフター3.11の想像力」
・LOUIS VUITTON FOREST by more trees
【特別付録CD】「詩の礫」和合亮一+大友良英+坂本龍一
リンク
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Kau @kauichiro
@poqo21 ここでも「ディスコ〜ブラコン派」と明言してますね。中期以降の作品についてはほとんど言及がないのもそのせいかと。 http://t.co/uaZ20aOeND