ヤングスキニー、日比谷野音ワンマンで大絶叫「今がよければそれでいい」

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ヤングスキニーが5月6日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でワンマンライブ「ヤンスキ春の野音祭り」の東京公演を開催した。

かやゆー(Vo, G)(撮影:うえむらすばる)

かやゆー(Vo, G)(撮影:うえむらすばる)

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「ヤンスキ春の野音祭り」は、5月に日比谷野音と大阪・大阪城音楽堂の2カ所で行われた公演。本日5月31日から東京公演の模様がU-NEXTでアーカイブ配信されている。

会いに来たよ日比谷!

しおん(Dr)(撮影:うえむらすばる)

しおん(Dr)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

雨が止み、晴れ間を見せた空の下、ステージにメンバーが登場。しおん(Dr)が「ワン、ツー、スリー、フォー!」と高らかにカウントし、最新曲「プレイボーイシンドローム」でライブの幕を開ける。「愛の乾燥機」ではしおんの華麗なスティック回しとゴンザレス(G)の激しいギターソロが炸裂。オーディエンスが拳を上げて熱狂した「ヒモと愛」を経て、かやゆー(Vo, G)は「今日は野外で、いっぱいだめなことしちゃおうぜ」と客席に語りかける。黄色い歓声が空高く響き渡り、「ゴミ人間、俺」が演奏された。

ゴンザレス(G)(撮影:うえむらすばる)

ゴンザレス(G)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

しおんが「ゴールデンウィークでフェスがいっぱいある中さ、俺たちを選んで来てくれたわけでしょ? 本当にありがとうございます!」と感謝を述べたのち、ヤングスキニーの代表曲「本当はね、」がスタート。1サビ前の歌詞は「会いに来たよ日比谷!」に変えて届けられた。かやゆーが「美しくなってしまった、過去の歌の話」と呟き「美談」が始まると、日の暮れた会場にピンク色のライトが燦然と輝く。「忘れられないのは、あたしの気持ちと、あなたのその匂いでした」と掠れ声で語るかやゆー。「雪月花」を切なげに歌い上げた彼は、エレキギターからアコースティックギターに持ち替え、「世界が僕を嫌いになっても」「夜のままで」を届ける。続く「コインランドリー」では、スローなシャッフルビートがファンの体を揺らした。

ダサいことはしたくない

左から戦慄かなの、かやゆー(Vo, G)。(撮影:うえむらすばる)

左から戦慄かなの、かやゆー(Vo, G)。(撮影:うえむらすばる)[拡大]

突如ゲストボーカルとしてステージに呼び込まれたのは戦慄かなの(femme fatale悪魔のキッス)。彼女をフィーチャーした楽曲「ベランダ feat. 戦慄かなの」が始まると、会場に大歓声が沸き起こる。戦慄はかやゆーとともに美しいユニゾンを披露したのち、「活動休止中だから、5カ月ぶりに人前で歌いました(笑)」と明るく挨拶。彼女がステージから去り、再びメンバー4人のみになったヤングスキニーは「東京」でパワフルなバンドサウンドを響かせた。

「ヤンスキ春の野音祭り」5月6日公演の模様。(撮影:うえむらすばる)

「ヤンスキ春の野音祭り」5月6日公演の模様。(撮影:うえむらすばる)[拡大]

かやゆーはギターを鳴らしながら「何も変わらないと思っていたけど、結局変わってしまった」と切り出す。「時間が経てば変わるよね。いいようにも、悪いようにも」と続けて、「正解なんてないと思います。今がよければそれでいいと思うし。将来のことなんて考えたってめんどくせえし。好きにやってればいいんじゃないかなと思います」と持論を展開。「愛すべき日々よ」を演奏したのち、彼は再び語り始める。「俺は変わった先で見つけたことがある。これだけは変えないと決めたことがある。ダサいことはしたくない。その思いだけは貫いて、カッコいい人になりたい。もし周りから“それやめたほうがいいんじゃない?”とか言われても、そんなの無視していいと思います。ただ、その責任は自分で取りな。つまりは、芯を貫けってことだね」と告げ、そのまま「精神ロック」へとなだれ込む。上着を脱ぎ捨て、タンクトップ姿になるかやゆー。その熱量にファンは大歓声で応えた。

りょうと(B)(撮影:うえむらすばる)

りょうと(B)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

パンクチューン「禁断症状」が畳みかけられ、いよいよボルテージが高まる日比谷野音。「不純愛ラブストーリー」ではしおんが絶叫しながらツービートを刻み、かやゆーはシャウトにも似た声で歌う。ゴンザレスとりょうと(B)はステージを右へ左へと走り回りながら熱いプレイを繰り広げ、アンコールの拍手を受けた4人は「らしく」「憂鬱とバイト」を続けざまに投下。2度目の「不純愛ラブストーリー」が披露され、客席は熱狂の渦に巻き込まれる。上裸になったかやゆーは、ステージを転がり回りながらパフォーマンス。ライブは体を張ったフィナーレとなった。

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セットリスト

「ヤンスキ春の野音祭り」2024年5月6日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)

01. プレイボーイシンドローム
02. 愛の乾燥機
03. ヒモと愛
04. ゴミ人間、俺
05. 本当はね、
06. 君の街まで
07. 美談
08. 雪月花
09. 世界が僕を嫌いになっても
10. 夜のままで
11. コインランドリー
12. ベランダ feat. 戦慄かなの
13. 東京
14. 愛すべき日々よ
15. 精神ロック
16. 禁断症状
17. 不純愛ラブストーリー
<アンコール>
18. らしく
19. 憂鬱とバイト
20. 不純愛ラブストーリー

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【ライブレポート】ヤングスキニー、日比谷野音ワンマンで大絶叫「今がよければそれでいい」(写真11枚)
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