林哲司セレクトの洋楽コンピ発売、土岐麻子による「A Night In New York」も収録

2021年11月19日 17:49 180 5 音楽ナタリー編集部

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林哲司が自身に影響を与えた洋楽の名曲をセレクトしたコンピレーションアルバム「melody of memory - City Pop Of Tetsuji Hayashi Selection」が、12月22日に発売される。

「melody of memory - City Pop Of Tetsuji Hayashi Selection」ジャケット

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本作には、ロック、ソウル、R&B、ポップスなどのジャンルにとらわれず、林が持つ“シティポップ”という概念に基づきセレクトされた20曲を収録。ボーナストラックとして、土岐麻子によるElbow Bones & The Racketeers「A Night In New York」のカバー音源も収められる。こちらは編曲とキーボード、プログラミングを船山基紀、ギターを増崎孝司、トランペットをエリック宮城、サックスを本田雅人が担当した。

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林哲司コメント

日本のシティ・ポップを生み出した元素となる80年代のAOR。その音楽が日本の音楽シーンに与えた影響は、ボクたち作家、アレンジャーはもとより、多くのアーティストやミュージシャン、さらにミキシング・エンジニアにも影響を与え、そこから生み出された作品が、日本の歌謡曲中心だった音楽シーンを塗り替える原動力にもなっていった。ここに集めた作品は、ボクが音楽的に影響を受けたものや、都会生活の中で息づき、思い出のシーンに溶け込んでいるものだ。そして今回のアルバムには、同じようにポップスを愛するシンガー土岐麻子さんが、ボクも大好きな洒落たナンバー、エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズの「ナイト・イン・ニューヨーク」をカヴァーしてくれた。皆さんの都会生活が豊かになるものと信じて、ボクが心で感じたメロディをお贈りします。

土岐麻子コメント

80年代。子供心に感じていた街のきらめきや、世の中全体を包むワクワクした雰囲気。そんな魅力に満ちた、あの頃らしい曲です。当時のトレンドの音だったのでしょうか。
今回のレコーディングではまるで、あのキラキラした世界にタイムスリップしたみたいでした。
思うままに海外旅行が出来ないいま、音楽であちこち旅したいものです。

V.A.「melody of memory - City Pop Of Tetsuji Hayashi Selection」収録曲 / アーティスト

01. Piano In The Dark / ブレンダ・ラッセル
02. JoJo / ボズ・スキャッグス
03. Traces / Classics IV
04. Waiting Game / Swing Out Sister
05. I'll Make Love To You / Boyz II Men
06. Hot Line / The Sylvers
07. Who's Holding Donna Now? / DeBarge
08. Two Divided By Love / The Grass Roots
09. Love Is Stronger Than Pride / Sade
10. My Ever Changing Moods / The Style Council
11. She / エルヴィス・コステロ
12. My Cherie Amour / スティーヴィー・ワンダー
13. Baby Come Back / Player
14. I'm Not In Love / 10cc
15. On And On / スティーヴン・ビショップ
16. Fly Away / ピーター・アレン
17. Musician (It's Not an Easy Life) / Silver
18. The Look Of Love / ダスティ・スプリングフィールド
19. One Day In Your Life / マイケル・ジャクソン
20. A Night In New York / 土岐麻子（Elbow Bones & The Racketeersのカバー。ボーナストラック）