「Birdland」はイギリスを代表する劇作家サイモン・スティーヴンスの戯曲。ロックスターとして頂点に立った男・ポールが、ワールドツアー中に精神が不安定になっていく様子が描かれる。ポールを上田が演じ、そのほかのキャストとして
上田はポールについて「誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での『スターである事』が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています」とコメント。松居は上田について「色気と繊細さ、嘘がつけない佇まいを感じていて、トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみです」と語っている。
松居大悟 コメント
パルコ劇場で見た「ピローマン」の帰り道は、いまだに覚えている。母とスペイン坂を降りながら、シネマライズの向こうに広がる小さな夜空。「やばかったね」「ね」と会話にならない会話で駅までの時間をなんとなく埋めながら、埋まらない心のデコボコをなんとなくなでていた。そのザラついた衝撃を忘れられないまま僕は演劇を始めて、ゴーチ・ブラザーズに入って、いつか自分もパルコ劇場で舞台を…なんて思いながら、こうして今、発表の日を迎えた。
色んなことがあった。こんな日は来ないと思っていた。やれるんだ、パルコ劇場で。どんなに悔しい傷を作品に刻みつけたって、悔しいことが確かにあったものだと気づくだけで。でもその傷を以って、誰かの傷に寄り添うことはできる。
サイモン・スティーヴンスの戯曲は、いつも体温の向こうにある心の温度まで感じるほど、人と人、を描いてくる。とくに今回の日本初上演作「Birdland」は、ロンドンで生まれたとは思えないぐらい、人の温もりから離れた今の日本でやるべきテーマだと思っています。座長の
あの日見た「ピローマン」に人生を変えられてしまったように、ザラついた景色をスペイン坂の帰り道に見せたいです。
この場を借りて、行儀の悪い自分にパルコ劇場での上演の機会をくださり、尽力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。必ずや、面白い作品にします。
パルコ・プロデュース「Birdland」。
ぜひ劇場でご体感ください。
上田竜也(KAT-TUN)コメント
「Birdland」は、なかなかエグイ話もあるのですが、とても興味をそそられています。
ごく一部の限られた人しかなれないスター性を持っている人は、衝動的で、狂っていく様だったり、生きざまで魅力をバクハツさせていて、短くても凝縮された人生を送っている方が多いイメージがあります。僕が演じるポールも誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での「スターである事」が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています。
演出の
いま準備中なので、どんな作品をお届けできるかはこれからですが、観に来てくださる皆さんの約2時間に何かを残せる作品にしたいと思います。是非、劇場でご覧ください。
スイート亭💋マキ @sweet_film
KAT-TUN上田竜也、主演舞台「Birdland」で苦悩するロックスターに(コメントあり)
~トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみ
https://t.co/Vl0HwE8zGZ
トム・ヨークとな!!上田くんおめー\(^o^)/