BiSは1月17日に宮城・SENDAI GIGSを皮切りに全国10都市を回り、本日2月14日に北海道・Zepp Sapporoでツアーファイナルを迎えた。各地では2月24日発売の新作音源「KiLLiNG IDOLS」の収録曲でゲームセンターの景品、ゲリラ発売のシングル、配信という形態で先行リリースしたリード曲「COLD CAKE」を披露した。
東京公演は「KiSS MY ASS」でスタートし、「TOUCH ME」「BASKET BOX」と立て続けに楽曲が披露された。自己紹介を挟みつつ、BiSは早口でリリックを畳みかける「FOR ME」、ラウドなサウンドに乗せて力強くシャウトする「FUCKiNG OUT」など攻撃的な楽曲を次々にパフォーマンスしていく。研究員(BiSファンの呼称)は身体を大きく動かして、声の出せない状況下でのライブを思い思いに楽しんだ。
「teacher teacher teacher」「DESTROY」という疾走感のあるキャッチーな楽曲に続いて、ダークな雰囲気の「thousand crickets」ではヘッドバンギング、スクワットを延々と繰り返したBiS。ファンも同様に動き、ステージとフロアの一体感が高まったところで、トギーが「みんな一緒にニャンニャンしてくれたらうれしいニャン!」と呼びかける。続くロマンチックなポップチューン「LOVELY LOVELY」ではその言葉通り、メンバー、研究員が猫をイメージしたかわいらしい振り付けに興じた。ライブ後半、「イミテーションセンセーション」「HiDE iN SEW」「I WANT TO DiE!!!!!」とエモーショナルな楽曲を連投したBiSは、ラストに代表曲「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」を披露。ドラマチックな余韻を残して、ライブを終えた。
アンコールでは、まずネオ・トゥリーズが来場者に感謝を伝えてから、「次に歌う曲は今がつらいと感じていても、もっと失敗してもそれを乗り越えていきたいと思わせてくれる曲です。よく死にたい=生きたいって言葉を目にするんですけど、生きている中でものすごく悔しいとか悲しいって感情になれるということは、もっとがんばりたいあきらめたくない生きたいと強く思っているからだと思っています。たった一度だけ生まれて、たった一度だけ死んでいく私たちは、生きている中で挫折してしまってもまっすぐ向き合って、何が正解かわからなくても何度も始めて、何度でもぶつかっていければいいなって思っています。絶望と希望を同時に持っているときこそ、めちゃくちゃ輝けるときも私はあると思っています。今、私たちが精一杯届けられる思いを歌います」とコメント。BiSは新作音源「KiLLiNG IDOLS」の収録曲「COLD CAKE」を披露し、ダウナーからアッパーに展開する緩急の効いた楽曲でさまざまな表情を見せた。そしてライブはキラーチューン「STUPiD」に続き、締めくくりにぴったりな「CURTAiN CALL」でフィニッシュ。4人は第3期BiSとして初のZepp Tokyoでのワンマンライブで大勢の研究員に笑顔を届け、ステージをあとにした。
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「KiLLiNG IDOLS TOUR」2021年2月12日 東京 Zepp Tokyo
01. KiSS MY ASS
02. TOUCH ME
03. BASKET BOX
04. FOR ME
05. FUCKiNG OUT
06. テレフォン
07. TRAP
08. teacher teacher teacher
09. DESTROY
10. thousand crickets
11. LOVELY LOVELY
12. イミテーションセンセーション
13. HiDE iN SEW
14. I WANT TO DiE!!!!!
15.
<アンコール>
16. COLD CAKE
17. STUPiD
18. CURTAiN CALL
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