平井堅、あいみょんや亀田誠治迎えて「Ken's Bar」20周年イヤー締めくくる

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平井堅が昨日5月22日に東京・日本武道館でアニバーサリープロジェクト「Ken's Bar 20th Anniversary Special !!」の最終公演を行った。

平井堅(撮影:上飯坂一)

平井堅(撮影:上飯坂一)

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「Ken's Bar 20th Anniversary Special !!」は、平井が自身のライフワークと位置付けているアコースティック形式のコンセプトライブ「Ken's Bar」の開店20周年を記念するもの。このプロジェクトで平井は昨年5月29、30日の東京・TOKYO DOME CITY HALL公演を皮切りにアメリカ・ニューヨークを含む全11カ所16公演を行い、約10万5000人を動員した。

平井堅(撮影:上飯坂一)

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約1万人の観客が見守る中、平井は笑みを浮かべて日本武道館のステージに現れると、ピアノの伴奏に乗せてバラードナンバー「half of me」を披露。この曲は2009年夏の「Ken's Bar」での初披露以降、このコンセプトライブでのみ披露されてきたが、開店20周年を機に昨年11月にリリースされた。続いて平井はアコースティックギターの演奏をバックに「魔法って言っていいかな?」を歌唱。2部構成の「Ken's Bar」の1st STAGEは、平井のボーカルと楽器1つというミニマムな編成でしっとりと進行していく。

平井堅「Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.4」東京・日本武道館2日目公演の様子。

平井堅「Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.4」東京・日本武道館2日目公演の様子。[拡大]

2曲を歌い終えた平井は、超満員の客席を見渡しながら「『Ken's Bar』へようこそ! こんなにたくさんの人が集まってくださって本当に幸せ者です、ありがとうございます!」と満面の笑みで挨拶。「おかげさまで『Ken's Bar』、ようやく成人を迎えまして、これからどんな『Ken's Bar』になっていくのか、そんな未来を踏まえて、新たなチャレンジを交えて今回のツアー、行っております。今宵も死に物狂いで歌います。最後までよろしく、日本武道館BOYS&GIRLS!!」と得意の決め台詞で観客を煽ると、平井がブレイクするきっかけとなったシングル「楽園」のカップリングナンバー「affair」と竹内まりやのカバー「カムフラージュ」を続けて披露した。

左から平井堅、亀田誠治。(撮影:上飯坂一)

左から平井堅、亀田誠治。(撮影:上飯坂一)[拡大]

ここで20周年記念公演ならではのサプライズとして、平井のヒット曲を数多くプロデュースする亀田誠治がステージに現れる。「僕はいつも『Ken's Bar』を客席から拝見しているんですけれども、まさか自分がステージに立つ日が来るとは」と感慨にふける亀田のベースをバックに、平井はジャニス・イアンの「Love Is Blind」と「かわいいの妖怪」を歌唱。亀田とスリリングなコラボーレションを繰り広げた平井は、再びピアノの演奏だけをバックにキラーチューン「瞳をとじて」を歌い上げて1st STAGEを終えた。

平井堅「Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.4」東京・日本武道館2日目公演の様子。

平井堅「Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.4」東京・日本武道館2日目公演の様子。[拡大]

休憩時間を挟んでの2nd STAGEは亀田プロデュース曲「哀歌(エレジー)」でスタート。続いて披露された光GENJIの大ヒット曲「ガラスの十代」のカバーでは、観客の手拍子が加わり、会場を1st STAGEとは異なるムードに変える。平井が「I want your request」と歌いながらメインステージからフロア中央の小さなサブステージへ移動し、「リクエストコーナー」が始まると場内はさらにヒートアップ。平井は、約1万人の中から選ばれたラッキーな観客のリクエスト曲「青空」と「PAUL」を続けて披露した。

コラボパフォーマンスを行うあいみょんと平井堅。(撮影:上飯坂一)

コラボパフォーマンスを行うあいみょんと平井堅。(撮影:上飯坂一)[拡大]

サブステージを下りた平井が童歌の「とおりゃんせ」をアカペラで歌いながらメインステージへ戻ると、亀田に続くスペシャルゲストとしてあいみょんが登場。「彼女の登場でJ-POP界は世界を変えたように活気付いたと思います」と平井に紹介されたあいみょんは「めっちゃ緊張しています」と縮こまりつつ、平井の作品で最もエロティックな「鍵穴」と自身の楽曲「愛を伝えたいだとか」で平井とデュエットし、観客を驚喜させた。

光沢衣装をまとって「POP STAR」を歌う平井堅。(撮影:上飯坂一)

光沢衣装をまとって「POP STAR」を歌う平井堅。(撮影:上飯坂一)[拡大]

あいみょん退場後、平井は映画「町田くんの世界」の主題歌に採用された新曲「いてもたっても」を披露。平井はこの曲について「(映画は)恋愛感情ってなんなんだろうという、ハッとさせられるテーマで、考えていることと行動が伴っていなかったり、コントロール不可な、カオスな状態が恋の醍醐味なのかな、そんな瞬間を切り取れたらと思って書いた曲です」と紹介した。その後、平井は「告白」「KISS OF LIFE」とヒット曲を連発して一旦退場すると、銀のラメが施された三角帽子や白と紫のストライプでデザインされた光沢衣装を身につけて再登場。「POP STAR」をきらびやかにパフォーマンスした。

平井堅(撮影:上飯坂一)

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アンコールにチャコールグレーのジャケットとパンツ姿で登場した平井は「本当にありがとうございます。とっても楽しかったです。皆さんのおかげです」とファンに改めて感謝。「新しい歌。この間書いた、まだ発表の予定もない曲を最後に歌いたいと思います。僕自身、多作でなく、シンガーソングライターと胸を張っていえないところがあって。でも、これからも自分を壊して、どんどん未来の扉を開いていきたという気持ちを込めて、この名もなき曲を皆さんに届くよう歌いたいと思います」と告げると、最後は未発表の切ないラブソングを披露して「Ken's Bar 20th Anniversary Special !!」に幕を下ろした。

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平井堅「Ken's Bar 20th Anniversary Special !! vol.4」
2019年5月22日 日本武道館 セットリスト

1st STAGE

01. half of me
02. 魔法って言っていいかな?
03. affair
04. カムフラージュ(オリジナル:竹内まりや)
05. Love Is Blind(オリジナル:ジャニス・イアン)
06. かわいいの妖怪
07. 瞳をとじて

2nd STAGE

08. 哀歌(エレジー)
09. ガラスの十代(オリジナル:光GENJI)
10. 青空
11. PAUL
12. 鍵穴
13. 愛を伝えたいだとか
14. いてもたっても
15. 告白
16. KISS OF LIFE
17. POP STAR
<アンコール>
18. 未発表曲

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しげ @tamisukefumiaki

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