世代を超えた歌い手集結！コラボ満載の「歌みた本ライブ」大成功

ライブイベント「歌みた本ライブ 2015」が1月17日に千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された。

これはKADOKAWA エンターブレインが発行している雑誌「歌ってみたの本」の刊行5年目を記念して行われたもの。ライブには同雑誌にゆかりのあるGero、ぐるたみん、ROOT FIVE、みきとPなどの歌い手やボカロPが登場し、彼らのソロパフォーマンスのほか、出演者同士のコラボステージが展開された。なお、この記事では当日行われた昼と夜の2公演のうち、夜公演の模様をレポートする。

オープニングアクトとして登場したRiZer0が「夜咄ディセイブ」を歌唱して会場を温めたあと、ROOT FIVEの5人が揃いの青い長ランを着て現れると場内は黄色い声援に包まれる。彼らはステージ上を自由に動き回りながら「ボク時々、勇者」と「MERRY GO ROUND」の2曲を披露した。続いてむすめん。は白服、あおい、気まぐれプリンス、とみたけ、ぜあらる。の5人で「自己中ズル脳」をパフォーマンス。続く「Rabbit Jump!!」ではフォーゲル、二番煎じ、ノックソの3人を加えた8人編成でフォーメーションを変えながらキレのあるダンスを見せつけ、観客を魅了した。luzのステージではROOT FIVEのメンバーが再び登場し、6人で「ストリーミングハート」を歌唱する。観客たちは思い思いの色のサイリウムを振り上げながら、彼らに声援を送った。

Geroは「かかってきなさい！」とオーディエンスを挑発して「NO WAY OUT」を熱唱。MCでは楽屋でluzと挨拶をしたというエピソードを話し、世代の違う歌い手同士のコミュニケーションを楽しんでいる様子をうかがわせた。ゆよゆっぺは実弟・ゆよゆっぱが弾くベースのリズムに乗せて体を揺らしながら「Leia」を歌い、ハードな歌声を会場に響かせる。さらにゲストとしてGeroをステージに呼び込むと3人で「ぼかろほりっく」をプレイ。この日ならではの豪華なコラボステージを展開した。ギターを抱えて登場したみきとPは「サリシノハラ」と「小夜子」の2曲を情感豊かに歌い上げる。会場中に緑のサイリウムの光が灯る中、観客たちは彼の歌をじっくりと聴き入っていた。

ライブ終盤では、赤ティンと+α/あるふぁきゅん。が「聖槍爆裂ボーイ」でまくし立てるような早口のボーカルを交互に披露し、会場のテンションを一気に引き上げていく。ぐるたみんはライブでの定番曲「千本桜」を熱を込めて歌唱。彼に煽られた観客たちは声を張り上げてコール＆レスポンスに参加し、一体感のあるステージを楽しんでいた。続く「地球最後の告白を」では、ぐるたみんのステージにROOT FIVEのメンバーが乱入。星空をイメージさせる幻想的な照明の中、彼ら6人は代わる代わるマイクを取って歌唱し、ライブ本編の最後を締めくくった。アンコールに突入するとステージ中央がくぼみ、この日の出演者たちがせりに乗って登場。オーディエンスとともに「いーあるふぁんくらぶ」を大合唱し、この日のライブはフィナーレを迎えた。