米澤穂信の小説をもとにした同作は、織田信長に反旗を翻し、籠城作戦に出た武将・荒木村重の城内を舞台とした戦国系心理ミステリー。城ではある少年が殺される事件が発生し、その後も次々と怪事件が起こる。誰もが疑心暗鬼に陥る中、村重は牢屋に幽閉した敵方の危険な軍師・黒田官兵衛とともに謎の解決に挑むのだった。本木が村重を演じ、
2021年に新たに設けられたカンヌ・プレミアは、すでに世界的な評価を確立している巨匠や実力派監督による、映画ファンが待ち望む注目の新作を披露する部門。これまで細田守監督作「竜とそばかすの姫」や北野武監督作「首」が選ばれ、昨年は深田晃司の「恋愛裁判」が出品された。黒沢は「主君織田信長に反旗をひるがえした戦国武将荒木村重の物語が、国境も時間も超えたカンヌで上映されると知り、たいへん驚いています。幸運にも海外の人たちに、これは現代でも十分あり得ることだと腑に落ちていただけたなら、どんなに嬉しいことでしょうか」と喜びをあらわにした。
またキャスト陣からもメッセージが到着。本木は「世界から黒沢監督へ、高い信頼度の賜物だと思います。個人的には、還暦にして初のカンヌ、好奇心を持って覗き、映画スタッフと日本の皆さんにお土産話を持ち帰ります」と伝えた。菅田、吉高のコメントは後掲の通り。
映画「黒牢城」は6月19日より全国ロードショー。共演には青木崇高、宮舘涼太(Snow Man)、柄本佑、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、近藤芳正、矢柴俊博、木原勝利、河内大和、吉岡睦雄、上川周作、前田旺志郎、坂東新悟、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい、オダギリジョーも名を連ねた。
本木雅弘 コメント
世界から黒沢監督へ、高い信頼度の賜物だと思います。個人的には、還暦にして初のカンヌ、
好奇心を持って覗き、映画スタッフと日本の皆さんにお土産話を持ち帰ります。
ステレオタイプの侍ムービーではなく、新たな人間ドラマとしての魅力が伝わることを期待しております。
菅田将暉 コメント
まずは、本当に嬉しいです。
黒沢監督とは、海外の映画祭で初めてお会いしました。
当時は別の作品で参加していましたが、
そこからご縁がつながり、今回二本目として監督の作品に関わらせていただくことになりました。
海外でも高く評価されている監督なので、
いつか自分が関わる作品でカンヌのような舞台に立てたら、という思いはどこかにありました。
特別に狙っていたわけではありませんが、
それがこうして形になったことを、素直に嬉しく思います。
「黒牢城」は、時代劇でありながら会話劇でもある、日本でもあまり例のない作品です。
この作品を海外の方々に届けられることには、確かな意味があると感じています。
字幕での上映にはなりますが、むしろ言葉が整理されることで、よりダイレクトに伝わる部分もあるのではないかと思います。
映画祭での観客の反応は、いつもシンプルで率直です。試写会とは違う、その場の空気の中で、この作品がどう受け取られるのかを見届けたいです。
この作品は、本来もっと自由に、思いきり笑って楽しんでいただける映画だと思っています。
だからこそ、その反応を現地で感じられることを、強く楽しみにしています。
今回このような機会をいただけたことに感謝するとともに、この作品がしっかりと届くことを願っています。
吉高由里子 コメント
このたび本作が出品されることとなり、大変光栄に思っております。
作品に込められている想いや空気が、国や言葉を越えて多様な文化や価値観の中で、
どのように受け取っていただけるのか、とても楽しみにしています。
黒沢清 コメント
主君織田信長に反旗をひるがえした戦国武将荒木村重の物語が、国境も時間も超えたカンヌで
上映されると知り、たいへん驚いています。
幸運にも海外の人たちに、これは現代でも十分あり得ることだと腑に落ちていただけたなら、
どんなに嬉しいことでしょうか。
映画「黒牢城」本予告
リンク

映画ナタリー @eiga_natalie
黒沢清の監督作「黒牢城」カンヌ出品、本木雅弘・菅田将暉・吉高由里子も喜びあらわに(コメントあり)
カンヌ・プレミア部門に選出
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#黒牢城 https://t.co/AcENx5eNGp