日本映画製作者連盟(映連)が本日1月28日に東京のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで記者会見を行い、2025年の映画の年間興行収入が前年比132.6%増の2744億5200万であることを発表。これまでの最高記録であった2019年の年間興行収入2611億8000万円を抜き、現在の興収での集計が始まった2000年以降では第1位の記録となった。入場人員も前年比130.7%増の1億8875万6000人となり、歴代2位の記録となっている。
「天気の子」や「アナと雪の女王2」が公開された2019年の記録を抜くことになった2025年。興行収入2744億5200万円の構成比は邦画が75.6%の2075億6900万円、洋画が24.4%の668億8300万円となっている。コロナ前の2019年からさかのぼる5年間の中位平均値と比べ、邦画の興収は160%、洋画の興収は67%となり、トータル120%という数字となった。
映連の代表理事および東宝代表取締役会長を務める島谷能成は2025年を大豊作の1年と評し「洋画はコロナ前の数字を取り戻せていませんが、興行収入全体ではコロナ前の実績を超える水準となっています」と語る。また公開本数は邦画が前年から9本増の694本、洋画は106本増の611本であることに触れ、「ハリウッドの映画制作のエンジンが復活してきたということではないでしょうか」と分析した。
興行収入10億円以上の邦画は前年より7本増加し38本。100億円以上の興収を積み上げた作品は「
「マーケットシェアは東宝の過去最高記録なのではないか?」という質問が飛ぶと、東宝代表取締役社長の松岡宏泰は「東宝の興行収入は過去最高です。ただ嘘でもなんでもなく、業界のマーケットシェアについて計算したことがないのでお答えが難しいです」と説明する。また2026年からワーナー・ブラザース映画の日本での洋画配給事業を東宝東和が引き継ぐという話題が上がると、松岡は「我々のグループに作品がそろうことによって、調整能力が高まるとは思っております」「夏休みやクリスマスなどに公開が集中していくと、カニバリゼーションが起きる。以前とある配給担当者が、ほかの作品とかぶらない時期に上映したほうがいいという意見を出したんです。私の配給チームも今、同じような考えです。他社さんが配給していたら、もしかしたら同じ公開日になっていたものを、東宝の作品の中で調整し少しずらすことで、それぞれの作品の可能性が広がると思っています」と伝えた。
また洋画を見ると、興行収入10億円以上の作品は昨年より2本増加し12本という結果に。「
2025年の状況に鑑みて「入場人員2億人も見えてきたのではないか」と語る島谷。「日本の映画館を飛行機に例えると、日本映画とハリウッドを中心とした外国映画という2つの翼で飛んでいる。そこにそれぞれの実写とアニメというエンジンがあって、現状でいうと邦画の実写、アニメはいい状態。洋画のアニメはディズニー作品を中心に調子がよくなってきている。だから、ハリウッドの実写、フランチャイズ作品がヒットすれば、非常にバランスよくマーケットが大きくなっていくと思います。コロナ前の5年間の中位平均値でいうと、洋画はだいたい1000億円の興行収入を上げていたんですが、昨年は668億。これがコロナ前の平均ぐらいまで上がってくれば、入場人員も2億に近付いてくる。可能性は大いにあると考えています」と期待を込めた。
全国映画概況(2025年・令和7年)
入場人員:1億8875万6000人(130.7%)
興行収入:2744億5200万円(132.6%)
平均入場料金:1454円(101.5%)
公開本数:1305本(115本増)
邦画:694本(9本増)
洋画:611本(106本増)
スクリーン数:3697(22減)
※()内の数字は前年比
劇映画のビデオソフトによる販売額 推定(2025年・令和7年)
メーカー売上:316億円(前年比 68.4%)
セル:270億円(前年比 67.8%)
レンタル:45億円(前年比 72.1%)
※日本映像ソフト協会統計調査報告書より、映連・ホームエンタテインメント部会に関連する項目について集計し推定算出したもの
興行収入10億円以上番組(2025年・令和7年)
邦画(合計:1672.2億円)
1. 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 391.4億円(東宝 / アニプレックス)
2. 国宝 195.5億円(東宝)
3. 名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)147.4 億円(東宝)
4. 劇場版「チェンソーマン レゼ篇」104.3億円(東宝)
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31. MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN 14.2億円(TOHO NEXT)★
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※★は現在上映中
洋画(合計:350.4億円)
- ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 52.8億円(東和ピクチャーズ)
モアナと伝説の海2 51.7億円(ディズニー) ジュラシック・ワールド/復活の大地 49.0 億円(東宝東和) マインクラフト/ザ・ムービー 39.4億円(ワーナー ブラザース) ウィキッド ふたりの魔女 35.4億円(東宝東和) リロ&スティッチ 33.9億円(ディズニー) ライオン・キング:ムファサ 22.5億円(ディズニー) F1(R)/エフワン 21.3億円(ワーナー ブラザース) 教皇選挙 11.5億円(キノフィルムズ) キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド 11.4億円(ディズニー) サンダーボルツ* 11.3億円(ディズニー) スーパーマン 10.3億円(ワーナー ブラザース)
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