「国宝」吉沢亮と「ナイトフラワー」北川景子が報知映画賞で主演賞、監督賞は李相日

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第50回報知映画賞の各賞が本日12月2日に発表。「国宝」の吉沢亮が主演男優賞、「ナイトフラワー」の北川景子が主演女優賞に輝いた。ともに初受賞となる。

報知映画賞のブロンズ像。和田誠がデザインした

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作品賞・邦画部門は「国宝」が獲得。吉田修一の同名小説を李相日が映画化した同作は、邦画実写作品の歴代興行収入ランキングで、2003年公開「踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」の173.5億円という記録を更新し、現在も興行収入、観客動員数を伸ばし続けている。李が監督賞を受賞したほか、「国宝」は「BS10プレミアム賞」も獲得。今年新設された同賞は、視聴者がもっとも「プレミアム」と感じる邦画を投票によって決定し表彰するものだ。表彰式の模様はBS10プレミアムの番組内で放送される。

「国宝」ポスタービジュアル ©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

「国宝」ポスタービジュアル ©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会 [高画質で見る]

また海外部門の作品賞はジャック・オディアールが監督を務めた「エミリア・ペレス」、アニメ作品賞は日本映画として史上初めて全世界興行収入1000億円を突破した「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が受賞。助演男優賞には「爆弾」の佐藤二朗、助演女優賞には「ナイトフラワー」の森田望智、新人賞には「栄光のバックホーム」の松谷鷹也が選ばれた。

「ナイトフラワー」場面写真。左から森田望智、北川景子 ©2025「ナイトフラワー」製作委員会

「ナイトフラワー」場面写真。左から森田望智、北川景子 ©2025「ナイトフラワー」製作委員会 [高画質で見る]

なお報知映画賞はスポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した映画賞。映画人口の減少に歯止めがかからない冬の時代に、映画界をもう一度盛り上げたいという映画担当記者の願いから始まった。毎年12月に行われる表彰式では、受賞者に賞状と賞金、イラストレーター・和田誠がデザインしたブロンズ像が贈呈される。

第50回報知映画賞の受賞結果

作品賞・邦画部門

「国宝」

作品賞・海外部門

「エミリア・ペレス」

アニメ作品賞

「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」

主演男優賞

吉沢亮(「国宝」の演技に対して)

主演女優賞

北川景子(「ナイトフラワー」の演技に対して)

助演男優賞

佐藤二朗(「爆弾」の演技に対して)

助演女優賞

森田望智(「ナイトフラワー」の演技に対して)

監督賞

李相日(「国宝」の演出に対して)

新人賞

松谷鷹也(「栄光のバックホーム」の演技に対して)

BS10プレミアム賞

「国宝」

選考委員

  • 浅川貴道(読売新聞東京本社編集局文化部映画担当)
  • 荒木久文(映画評論家)
  • 見城徹(幻冬舎代表取締役社長)
  • 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役)
  • 松本志のぶ(フリーアナウンサー)
  • YOU(タレント)
  • LiLiCo(映画コメンテーター)
  • 渡辺祥子(映画評論家)
  • 報知新聞映画担当
報知映画賞 | 報知新聞社

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読者の反応

Bonafide Brand @everythingfxx

@eiga_natalie おめでとうございます!「国宝」が作品賞受賞、素晴らしいです🏆 李相日監督の力作が報知映画賞を制したニュース、胸熱ですね。吉沢亮さんの主演男優賞も納得の受賞! 他の受賞作も今後チェックしたくなります。

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