「おばけ」の
奈良・御所市を舞台とする「道行き」は、大阪から移住した青年・駒井の物語。購入した古民家の改修工事を進める彼は、たびたび様子を見に来る元所有者の老人・梅本が語る話に魅せられていく。
中尾が自ら制作した特報には、ハワイアン音楽で知られるバッキー白片の楽団・バッキー白片とアロハ・ハワイアンズが奏でる音楽が流れる中、ゆっくりと列車が進行していく様子が収録された。中尾の「観客に『1本の映画を観た』というより『1本の列車に乗り合わせた』という感覚になってほしい」という思いが込められている。
渡辺は劇場公開決定に際し「この映画だけが持っている時間の味わいをゆっくり噛み締めながら、皆さんの生まれた場所や育った場所、今住んでいる場所について想いをめぐらせていただけたら嬉しいです」とコメント。本作で映画初出演を果たした勘十郎は「映画作りの面白さ、俳優という仕事の大変を体験出来た事は私にとってとても貴重な良い勉強となりました」と振り返った。
「道行き」は大阪・テアトル梅田、兵庫のシネ・リーブル神戸、愛知のナゴヤキネマ・ノイほか全国でも順次上映。配給はマジックアワーが担当する。
映画「道行き」特報
渡辺大知 コメント
参加させていただいた映画「道行き」の公開が決定いたしました。
時間と場所について描かれた映画です。
自分は移住者の役として、この映画に流れている時間を旅していました。
この映画だけが持っている時間の味わいをゆっくり噛み締めながら、
皆さんの生まれた場所や育った場所、今住んでいる場所について想いをめぐらせていただけたら嬉しいです。
桐竹勘十郎 コメント
此の度人生初の映画出演をさせて頂きました。私は人形を遣うのが仕事ですので、「人形遣い」として舞台は勿論、テレビや映画には出た事はありますが、「俳優」として出演する事は全く初めてです。
出演依頼が来た時は、「私が? 何で?」と信じられませんでした。頭の中で自分が人形を持たずに演じる姿が想像出来ず、お受けするつもりは無かったのですが、色々と考えているうちに、60年近く人形と共に演じて来た自分から人形を取ったら、表現者として何が出来るのか…との思いに往きあたり、これも勉強のひとつとの考えから出演を決めました。実際に撮影が始まると馴れない事ばかり、ドキドキの連続でした。セリフを覚えるのに精一杯で、とても演技どころではありませんでした。主演の渡辺大知さんにはずい分ご迷惑を掛けたと思いますが、中尾監督始め、各スタッフの方々に助けて頂き、何とか全場面を撮り終えました。今回この「道行き」という作品を通じて、映画作りの面白さ、俳優という仕事の大変を体験出来た事は私にとってとても貴重な良い勉強となりました。
渡辺大知の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
渡辺大知・桐竹勘十郎の共演作「道行き」公開日決定、特報にはゆっくり進む列車シーン(コメントあり)
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