ドイツ地方都市のバレエ団を頂点へ、振付家ジョン・クランコの半生描く映画公開

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ドイツ地方都市の小さなバレエ団を世界トップレベルに引き上げた振付家、ジョン・クランコの半生を描いた映画「ジョン・クランコ バレエの革命児」が、アット エンタテインメントによる配給のもと3月13日に公開決定。あわせて本ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

「ジョン・クランコ バレエの革命児」本ポスタービジュアル

「ジョン・クランコ バレエの革命児」本ポスタービジュアル [高画質で見る]

代表作「オネーギン」の誕生秘話と、45歳という若さで非業の死を遂げたクランコの半生が、ドイツのシュツットガルト・バレエ団の花形ダンサーたちによって紡ぎ出される本作。英国ロイヤル・バレエ団などで振り付けを手がけていたクランコは、警察のおとり捜査によって同性愛行為の罪で起訴される。1960年、ロンドンを追われたクランコは、つてを頼ってシュツットガルト・バレエ団で客演することに。偏見なく自分を受け入れてくれる同バレエ団に居場所を見つけたクランコは、翌年芸術監督に就任し、自由な発想で美と情熱を表現する作品とカンパニーを作り上げていく。その後バレエ団は、米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場に招かれたことをきっかけに世界の頂点へと駆け上がるが、1973年6月26日、アメリカから帰国する飛行機の中で悲劇は起きるのだった。

「ジョン・クランコ バレエの革命児」場面写真

「ジョン・クランコ バレエの革命児」場面写真 [高画質で見る]

才能にあふれ、バレエと人々に愛されるも、芸術追求に純粋すぎるあまり時に他人を傷付けてしまう複雑さも持つクランコを、「マレフィセント」シリーズのサム・ライリーが演じる。またシュツットガルト・バレエ団で現在プリンシパルを担うダンサー、フリーデマン・フォーゲルも出演。監督は、長年にわたり同バレエ団を取材してきたヨアヒム・A・ラングが務めた。このたび到着したビジュアルには、ダンサーに真剣なまなざしを向けるクランコの横顔と、アラベスクを披露するフォーゲルの姿が収められている。

「ジョン・クランコ バレエの革命児」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。

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©2023 Zeitsprung Pictures GmbH.

読者の反応

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ゆっきー @yukiko_ppu

サム・ライリー!楽しみだ〜😊予告見たらドイツ語だった。今年のベルリン映画祭で上映された『Islands』も公開して欲しいなあ。 https://t.co/SGt2gOuZmo

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