八木莉可子がファッションデザイナー・森英恵の半生を演じるスペシャルドラマ、3月放送

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ファッションデザイナー・森英恵の生誕100年を記念したスペシャルドラマ「森英恵 Butterfly beyond」が、テレビ朝日にて3月に放送決定。八木莉可子が主演を務めることもわかった。

「森英恵 Butterfly beyond」ビジュアル

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パリのオートクチュールデザイナーとして活躍し、ブランドを象徴する蝶のモチーフにより自身も“マダム・バタフライ”の愛称で親しまれた森。5人兄妹の4番目として島根に生を受け、戦禍を経験して22歳で結婚した彼女は、生まれてくる息子の服を作るため洋裁を学び始めたことをきっかけにファッションの世界に足を踏み入れる。25歳のときには東京・新宿にオーダーメイド洋装店・ひよしやを開店したほか、「太陽の季節」「秋刀魚の味」といった作品で衣装を手がけ、日本映画界における“衣装デザイン”の重要性を確立した。その後訪れた米ニューヨークで、日本製の衣料品が粗悪品として扱われているのを目の当たりにした森は、日本の伝統美や優れた技術を世界に伝えることを決意。本作ではそんな彼女の幼少期から、世界に進出するまでの知られざる奮闘が描かれる。

「森英恵 Butterfly beyond」主演の八木莉可子。17歳から39歳まで森英恵を演じる

「森英恵 Butterfly beyond」主演の八木莉可子。17歳から39歳まで森英恵を演じる [高画質で見る]

主人公の17歳から39歳までを演じる八木は、森本人も学んだ東京・ドレスメーカー学院に通い、デザイン画のドローイングや足踏みミシンの操作などのレッスンを受けたという。森に関する書籍でも勉強したそうで「あれだけ素晴らしい功績を残された英恵さんですから、お仕事で手一杯のはずなのに、お料理されたりお散歩に出られたり、ご家族との時間をとても大切にされていたんです。それを知って、日々細やかな気遣いをする方だからこそできた表現もあるのかな、と思いました」と印象を語った。ドラマについては「戦後の復興期、息子さんの服を作るところからスタートして世界的デザイナーに駆け上がった英恵さんは、決して“別世界の偉人”というわけではありません。みなさんに親近感を感じていただけるように演じていきたいと考えています」とコメントしている。

「森英恵 Butterfly beyond」場面写真

「森英恵 Butterfly beyond」場面写真 [高画質で見る]

「森英恵 Butterfly beyond」場面写真

「森英恵 Butterfly beyond」場面写真 [高画質で見る]

本作の衣装を手がけたのは、「キングダム」シリーズや「宝島」などに携わってきた衣装デザイナーの宮本まさ江。若き日の森が仕立て、宮本が長年保管してきた貴重な品や、文化服装学院に所蔵されていた森英恵コレクションも含め、劇中で八木は50着以上の衣装を着用している。また脚本は、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」や大河ドラマ「八重の桜」の山本むつみが執筆。監督は「花のれん」の竹園元、音楽は大河ドラマ「新選組!」の服部隆之が担当した。放送日時や、森を支える夫でありマネージャーの賢を演じるキャストなど、詳細は続報を待とう。

ドラマプレミアム「森英恵 Butterfly beyond」番組情報

放送局・放送日時

テレビ朝日系 2026年3月放送

スタッフ・キャスト

脚本:山本むつみ
監督:竹園元
音楽:服部隆之
出演:八木莉可子 ほか

八木莉可子 コメント

オファーを受けたときの気持ち

とてもうれしかったです。森英恵さんのことはもちろん存じ上げていたので、光栄に思いました。でも素晴らしい方だからこそ、私で大丈夫かな、という気持ちも同時に感じました。

森英恵に対するイメージ

やはり蝶のモチーフの印象が強く、日本の伝統を取り入れて世界で活躍された数少ないデザイナーさん、というイメージを持っていました。でもクランクイン前に森さんの故郷である島根を訪れ、英恵さんに関する書籍を読むうちに印象が少し変わりました。あれだけ素晴らしい功績を残された英恵さんですから、お仕事で手一杯のはずなのに、お料理されたりお散歩に出られたり、ご家族との時間をとても大切にされていたんです。それを知って、日々細やかな気遣いをする方だからこそできた表現もあるのかな、と思いました。私自身は今、仕事で手いっぱいなので、リスペクトでいっぱいです。
また、森英恵さんのデザインは今、私たちの世代が見てもモダンで美しくカッコいい! 展覧会で作品を拝見して、普遍的な美しさってあるんだなと実感しました。ファッションと流行は切り離せないものだと思いますが、突き詰められた先にある美しさは、時を超えて感動や力を与えてくれるんだな、と…。私も森英恵さんのお洋服からたくさんのパワーをいただきました。

“ひよしや”時代に森英恵が仕立てた服に袖を通した感想

まさか本物のひよしやさんのお洋服を着て撮影させていただけるとは思っていなかったので、ビックリしました。袖を通すだけで身が引き締まりますし、私にとって背筋をしゃんと伸ばしてくれるような存在です。そして何より、とてもかわいいです。汚してしまわないよう、ドキドキしながら着させていただいています。

森英恵をどのように演じたいか

森英恵さんご自身は、とてもたおやか。激動の人生の中、悩まれる瞬間もあるのですが、悩んでいても力強く、ポジティブな方を向いているんです。しかも、どこか品があってチャーミングさも持ち合わせていらっしゃる…。そんな英恵さんが物語を颯爽と駆け抜けていく姿をきちんと描くことができたらいいなと思っています。また、戦後の復興期、息子さんの服を作るところからスタートして世界的デザイナーに駆け上がった英恵さんは、決して“別世界の偉人”というわけではありません。みなさんに親近感を感じていただけるように演じていきたいと考えています。

視聴者へのメッセージ

ポジティブなエネルギーと好奇心を持って果敢に突き進む森英恵さんの姿に、私自身“自分はなんて小さなことで悩んでいたんだろう”と、ドーンと背中を押してもらえたような気がしています。
森英恵さんというお名前は知っていても、世界に羽ばたくまでの道のりをご存じない方も多いと思うので、ぜひこのドラマから力をもらっていただけるとうれしいです。

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