峯田和伸×若葉竜也「ストリート・キングダム」特報解禁、吉岡里帆・仲野太賀らの役柄は

峯田和伸（銀杏BOYZ）と若葉竜也がダブル主演を務める映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」の初映像となる特報がYouTubeで公開。あわせてキャストの吉岡里帆、仲野太賀らが演じる役柄の詳細が明らかになった。

田口トモロヲが約10年ぶりに監督を務める同作は、1978年を舞台に自分たちの音楽を届けようとした若者たちの姿を描く青春物語。楽曲や録音スタジオ、レコードをすべて自らの手で作る彼らのムーブメントは、やがて“東京ロッカーズ”と呼ばれ、メジャーしかなかった世界にインディーズという新しいスタイルを生み出していく。

カメラマン・地引雄一の自伝的エッセイをもとに宮藤官九郎が脚本を手がけ、峯田がバンドたちのカメラマン兼マネージャーとなるユーイチ、若葉が東京ロッカーズの中心的バンド・TOKAGEのリーダー兼ボーカル担当であるモモを演じた。ユーイチは地引、モモはLIZARDのモモヨをモチーフとしたキャラクター。特報には地引が当時のライブシーンを捉えたスチルの数々が映し出され、中盤以降では時代を切り開くミュージシャンたちが織りなす映画本編の一部が確認できる。

吉岡は「ロボトメイア」のベース・サチ（モデルはZELDAの小嶋さちほ）、仲野は「解剖室」のボーカル・未知ヲ（モデルはザ・スターリンの遠藤ミチロウ）に扮した。加えて間宮祥太朗が「軋轢」のボーカル＆ベース・DEEP（モデルはFRICTIONのレック）役、中島セナが「ロボトメイア」のボーカル・加世子（モデルはZELDAの高橋佐代子）役で出演。大森南朋は東京ロッカーズを牽引した音楽プロデューサー・s-kenがモデルのS-TORA役、中村獅童は「ごくつぶし」のボーカル・ヒロミ（モデルはじゃがたらの江戸アケミ）役で起用された。このたび各キャストのビジュアルと、モデルの人物を配置した組写真8点も解禁。神野三鈴、浜野謙太、森岡龍、山岸門人、マギー、米村亮太朗、松浦祐也、渡辺大知も新キャストとして参加していることがわかった。

なお本作を鑑賞した地引は「目の前で繰り広げられる熱狂的なライブ・シーンを見ていると、記憶の中の40数年前の光景が甦り、ひとつに重なって、今自分がいつの時代にいるのかわからなくなってしまった。そこに集まる誰もが『東京ロッカーズ』だったあの時代の空気がここにある」と賛辞を贈っている。

「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」は3月27日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。音楽を大友良英が手がけた。

映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」特報