「TOKYOタクシー」公開控える山田洋次、東京国際映画祭の特別功労賞に選出

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映画監督の山田洋次が、第38回東京国際映画祭で特別功労賞を授与されるとわかった。これは国内外を含めた映画界への永年の貢献が目覚ましい人物へ贈られる賞。今回は、俳優の吉永小百合も同賞に輝いた。

第38回東京国際映画祭で特別功労賞を授与される山田洋次

第38回東京国際映画祭で特別功労賞を授与される山田洋次

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山田は1931年生まれ、大阪府出身。1954年に助監督として松竹に入社し、1961年に「二階の他人」で監督デビューを飾った。主な監督作は「男はつらいよ」シリーズ、「家族」「故郷」「同胞」「幸福の黄色いハンカチ」「息子」「学校」「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「母と暮せば」「家族はつらいよ」シリーズ、「キネマの神様」「こんにちは、母さん」など。91本目となる監督最新作「TOKYOタクシー」は、同映画祭においてオープニング作品・クロージング作品と並び、映画祭の中盤を盛り上げるセンターピース作品として選ばれた。

同映画祭チェアマンの安藤裕康は、山田について「何よりも映画をこよなく愛し、内外の映画の過去・現在に幅広い関心を寄せ続け、映画の未来についても真剣に展望してこられました。後進の育成にも心を注いでおられます」とコメントする。さらに「幾多のご功績に対する敬意と感謝の意を表し、特別功労賞の受賞に心よりのお祝い申し上げる次第です」とつづった。

第38回東京国際映画祭は、10月27日から11月5日にかけて東京の日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアで行われる。「TOKYOタクシー」は11月21日より全国でロードショー。

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映画作品情報

第38回東京国際映画祭 概要

会期・会場

2025年10月27日(月)~11月5日(水)
東京都 日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリア

安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)コメント

山田監督は、戦後の日本社会の現実を厳しく、しかし温かい目で見つめながらそれを映像に結晶させて、長年にわたり数々の傑作を生みだしてこられました。
そして何よりも映画をこよなく愛し、内外の映画の過去・現在に幅広い関心を寄せ続け、映画の未来についても真剣に展望してこられました。後進の育成にも心を注いでおられます。
このように映画芸術の発展に多大な貢献されたがゆえに、多くの方々から賞賛を集めていらっしゃいます。
東京国際映画祭も発足以来様々な形でご協力を頂き、最近では黒澤明賞の審査委員長としてご尽力頂きました。
これらの幾多のご功績に対する敬意と感謝の意を表し、特別功労賞の受賞に心よりのお祝い申し上げる次第です。

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