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シネマ歌舞伎について幸四郎は「舞台で演じたものを新たな作品として観ていただける。演じた先から消えてしまうのではなく、(未来に)残るものになったことをとてもありがたく思います」と、染五郎は「シネマ歌舞伎は、歌舞伎の新たなジャンルの1つ。生まれ変わって皆様に届くことがとてもうれしく、ありがたく思っております」と伝えた。
幸四郎は2007年にも「朧の森に棲む鬼」上演があったことに触れつつ「作る側も観る側も前回の公演を知っている状態。プレッシャーのようなものを背負って出ていました」と2024年の経験を振り返る。また2007年公演の映像を何度も観てきたという染五郎は「大好きな作品です。出演できたことが、今もまだ信じられないくらい。次に出られるなら、ぜひライに挑戦したいです」と深い思い入れを口にした。
ライの一番印象的なシーンを問われた染五郎は、中盤の牢獄のシーンを挙げて「一気に悪が深まる場面。一緒に舞台に立っていたときも、本当に怖かった」と回答。対する幸四郎は染五郎の演技について「殺陣(立廻り)に希望が持てた」とコメント。さらに幸四郎が「これからもたくさん人を斬るところを観たいです」と冗談交じりに言うと、染五郎も「できるだけ多く斬りたいと思います」と応じて会場の笑いを誘う。
染五郎は自身が演じたシュテンのネイルに関しても語り「爪を紫に塗って、そのうえに緑で一本いっぽん違う模様を描いていました。それが見えるかはわからないけれど、客席からは見えない部分がシネマ歌舞伎だとアップでクリアに観ることができます。ぜひ何度も観て、違う楽しみ方をしていただきたいです」と宣伝する。幸四郎は「尾上松也さん主演の『松也版』はまったく印象が違いますので、そのバージョンも楽しんでいただきたい。(染五郎の)ネイルの模様を見つけられるまで何度も足を運んでください。今日はお運びいただきありがとうございました」と挨拶してイベントを締めた。
なおイベント中には、1月8日に誕生日を迎えた幸四郎に花束が贈呈される一幕も。幸四郎は「1月8日生まれには変わり者が多いです。受け入れて、変わり者として生きていこうと思います。今年も1年またよろしくお願いします」とユーモラスな挨拶をし、観客から拍手が送られた。
シネマ歌舞伎「歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼」本予告 幸四郎版<60秒>
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