「九条の大罪」Netflixで実写シリーズ化、柳楽優弥が型破りな弁護士に 松村北斗ら共演

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「闇金ウシジマくん」で知られるマンガ家・真鍋昌平が2020年から連載している「九条の大罪」が、Netflixで実写シリーズ化。柳楽優弥が主演を務め、松村北斗SixTONES)、池田エライザ町田啓太音尾琢真ムロツヨシが出演する。

Netflixシリーズ「九条の大罪」で共演する柳楽優弥(左)、松村北斗(右)

Netflixシリーズ「九条の大罪」で共演する柳楽優弥(左)、松村北斗(右) [拡大]

同作は半グレ、ヤクザ、前科持ちといった厄介な依頼人の案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)を主人公に据えたクライムエンタテインメント。世間から“悪徳弁護士”呼ばわりされる九条は「思想信条がないのが弁護士」「依頼者を弁護するのが弁護士の使命」という信念から、許しがたい悪人だとしても依頼人を擁護する。そんな彼のもとに、東大卒の若きエリート弁護士・烏丸真司がイソ弁(居候弁護士)としてやって来た。2人はそれぞれの正義を胸に、法とモラルの境界線に切り込んでいく。

真鍋昌平「九条の大罪」書影

真鍋昌平「九条の大罪」書影 [拡大]

ドラマ「ライオンの隠れ家」や「ガンニバル」シリーズの柳楽が九条を演じ、九条とともに働くこととなる烏丸役には松村がキャスティングされた。池田は犯罪者を見守るソーシャルワーカー・薬師前仁美、町田は九条に厄介な依頼を持ち込む自動車整備工場の社長・壬生憲剛、音尾はある過去から九条と壬生を目の敵にする刑事・嵐山、ムロは伏見組の若頭・京極清志に扮する。

脚本を執筆したのは、ドラマ「正直不動産」シリーズや「無能の鷹」、映画「パリピ孔明 THE MOVIE」で知られる根本ノンジ。監督陣には「花束みたいな恋をした」「罪の声」などを手がけてきた土井裕泰、「まどか26歳、研修医やってます!」の山本剛義、「パリピ孔明 THE MOVIE」助監督の足立博が名を連ねた。「逃げるは恥だが役に立つ」の那須田淳がプロデューサー、Netflixシリーズ「極悪女王」「地面師たち」の髙橋信一がエグゼクティブプロデューサーとして参加する。

Netflixシリーズ「九条の大罪」は、2026年春に世界独占配信。柳楽、松村、土井、那須田、髙橋、真鍋のコメントは下記にまとめた。

柳楽優弥 コメント

原作漫画は、フィクションではありながら、ある種のリアリティや生々しさが、すごくある作品です。読み進めながら、「知らぬが仏」と「無知は罪」のあいだを、どこか行ったり来たりするような感覚があって。「悪徳弁護士」とも呼ばれてしまう九条の行動原理や信念は、果たしてどこにあるのか。松村北斗くん演じる烏丸先生と行動を共にするようになって、見えてくる九条、そして九条自身の中に生まれる変化や成長にも注目してもらえたら嬉しいです。信頼する土井監督、那須田プロデューサー、Netflix、共演者の皆さんと新しいチャレンジをすることに高揚感を覚え、僕自身ワクワクしながら取り組んだ作品です。ぜひご期待ください。

松村北斗 コメント

九条先生は危険なカッコよさと隠された強い愛情と漂う寂しさを持ったあまりに愛おしい人でした。撮影が終了した今、僕が演じる烏丸は、柳楽優弥さん演じる九条先生を見つめ続ける役のように感じています。
烏丸を通してそう感じられたことが烏丸というキャラクターの正解だったように思えます。他にも魅力的なキャラクター、そして心に残り続けるキャラクターそれぞれの物語がいくつも出てきます。人物、物語に翻弄されながら楽しんでいただけたら嬉しいです。

土井裕泰 コメント

ダークサイドに立つ弁護士、柳楽優弥さんと松村北斗さんのバディ、Netflixで世界配信。この時点で、この作品に興味を持たない創り手はいないでしょう。ワクワクするような胸の高鳴りを覚えながら、原作の世界観や空気感をできるだけ再現しつつ、生身の俳優がぶつかり合うことで生まれる映像作品ならではの生々しい情感を大事にしながら撮っていきました。原作同様、柳楽さん演じる「九条」をはじめ、この作品には単純化された人物はひとりも登場しません。誰もが白黒つかない複雑な内面や事情を抱えています。彼らが織りなす人間ドラマを通じて、九条の「大罪」とは「正義」とは何なのか、一緒にその答えを探す旅をしてもらえたら嬉しいです。手応えは十分にあります。ご期待ください!

那須田淳 コメント

Netflix髙橋信一さんから、映像化のお話を頂いた頃は、単行本第4巻まででした。原作を読み、コマとコマの間、行間にたくさんのことを想像しました。尽き果てぬ想像は登場人物たちの未来にもおよび映像化に心燃えました。現実世界とリンクするリアルな社会の闇、どう転ぶかわからない理不尽な世界にそれでも活き活きと生きる原作登場人物たちを見事に演じ仕上がり抜群の俳優陣、その演技は素晴らしく必見の見所です。法とモラルをぶつけ合う弁護士バディ、悪徳弁護士×アウトローたちの裏切り裏切られのサスペンスは型破りで刺激的、ヒリヒリとしたリアリティと涙と感動、没入感満載です!是非ともお楽しみください!

髙橋信一 コメント

連載一回目のことを今でも覚えています。九条と烏丸が「いい弁護士は性格が悪い」「思想信条がないのが弁護士だ」という言葉と共に不条理な事件に立ち向かっていく姿に強烈な現代性を感じ「絶対に実写化に挑戦したい」と思い立ちました。この素晴らしい原作に立ち向かうべく、那須田プロデューサー、土井監督を始めとするスタッフの皆様、脚本を手がけられた根本さん、柳楽さん、松村さんなど多くの魅力的なキャストの皆様の手によって紡がれた刺激的な人間ドラマは、映像化を志した時の想像を超える感動がありました。プロデューサー冥利に尽きる瞬間です。九条・烏丸たちを通して描き出される「大罪」の物語をずっと見つめていきたいと願ってやみません。観客の皆様にもそう思っていただけると確信しております。

真鍋昌平 コメント

実写化おめでとうございます。
企画が立ち上がってから数年。製作陣にご尽力いただき、1話目の仕上がりの素晴らしさに、込み上がる思いが抑え切れず泣きました。
柳楽優弥さん、松村北斗さんを筆頭に魅力的な役者の方々、監督、演技、脚本、美術、音楽で作り上げた九条の世界を早く視聴者の皆さまと共有したいです。
今の世の中は大きな変わり目で混沌としていて、クリエイターとしてはたまらなく面白い時代ですが、生きていくのはめちゃくちゃしんどいです。大量に流れてくる情報を、疲弊した耳で受け止める日々。大声の多数決の正義に押し潰される真実。立ち位置でひっくり返る善悪。
どう生きていくかを問われている時代に、どう生きたいかを探求していくのが「九条の大罪」です。
登場人物の呼吸や間合いが、実写でより生々しく届くはずです。是非是非お楽しみに!

Netflixシリーズ「九条の大罪」概要

配信

Netflix 2026年春 世界独占配信

スタッフ・キャスト

原作:真鍋昌平「九条の大罪」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
脚本:根本ノンジ
監督:土井裕泰 / 山本剛義 / 足立博
出演:柳楽優弥 / 松村北斗(SixTONES) / 池田エライザ / 町田啓太 / 音尾琢真 / ムロツヨシほか

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©︎真鍋昌平/小学館

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