実写映画「
MCから公開を迎えた今の心境を尋ねられた松村は「切なくて美しい物語であることは、多くの皆さんに感じていただけるはず。そのうえで、この映画がハッピーエンドだったのか何エンドだったのかを、皆さんの中でじっくり考えていただきたい」とメッセージを送る。奥山は「この作品は奇跡的な巡り合わせで、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと真摯にワンカット、ワンカット丁寧に作ってきた。皆さんに観ていただけるのが夢のようです」と感慨深い様子だった。
第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に出品された本作。海外での反響を聞かれると、松村は「上映後に観客の皆さんがわーっと僕らを囲んで拍手してくださった。あの光景は一生忘れられない」と振り返る。高畑は「海外にも新海さんのファンがいらっしゃるので、この映画を楽しみにしてくださっている方がたくさんいることを体感しています。どんどん広がっていってくれたらうれしいなあ」と笑みを浮かべた。
森は種子島での撮影でサーフィンに挑戦しており「丸1日(波に)乗れないときがあって、めちゃくちゃつらかった。皆さんのスケジュールもありますし、泣いたりもしていました。でも、遊びでボードの上に体を一直線に乗せて寝ていたんです。そしたら、いつの間にか100キロのスピードで波に乗っていて……。どうしても乗れなかった波に乗れちゃって(笑)、悔しかったです」と述懐する。松村は「100キロのスピードを知らな過ぎる」とツッコみ、笑いを誘った。
宮﨑は、高畑と一緒にSixTONESのバラエティ番組に出演したことを回想。俳優としての松村しか知らなかった宮﨑は「(アイドルという)違うお顔も持っていらっしゃるんだなと。キラキラしていて、仲がよくて、チームでフォローし合ったり盛り上げ合ったり……。あの空気感がすごく素敵で、そんな一面を見ることができてうれしかった」と明かす。高畑も「(松村は)2人いるのかな?と思うくらい。どちらの松村さんも素敵です!」と続けた。
最後に松村は「我々が愛して演じたキャラクターを、次は皆さんに大切にしてもらえたらうれしいです。劇場へ会いにきてください」、奥山は「いろんな見え方や受け取り方がある作品。細かいこだわりが詰まっているので、何回も観ていただけるとうれしい。つらいとき、悩みがあるときにこの作品が少しでも皆さんの支えになったら」と語った。
「秒速5センチメートル」は、全国で上映中。なおイベントには、高校時代の貴樹を演じた
みー @ssmimh
【初日舞台挨拶レポート】松村北斗は2人いる?「秒速5センチメートル」高畑充希が「どちらも素敵」(写真20枚) https://t.co/ryxStMqfSY