映画「
福徳秀介(ジャルジャル)による恋愛小説を実写化した本作では、冴えない毎日を送る大学生・小西徹が、誰とも群れない孤高の存在だった桜田花に心を奪われることから物語が展開する。萩原が小西、河合が桜田を演じ、伊東が小西のアルバイト仲間・さっちゃん、黒崎が小西の唯一の友人である山根に扮した。
上映後に行われた本イベント。萩原は満席の客席を前に「率直にうれしいです。宣伝をしていく中で、観てほしいという気持ちがどんどん湧いてきました。1人ひとりが力を出し合って作った作品ですし。皆さんに観ていただくことで形になる」と言葉に力を込める。河合も「東京国際映画祭での上映からずっとがんばってきましたので、今日を迎えられて本当にうれしいです」と笑顔を見せた。
大九は「封切られたら、桜が咲くかのように感想が届いてきました」とにっこり。「劇場を出たら、すぐに登場人物たちと同じ季節を生きていただくことができます。そして映画は夏までを描く物語ですから、これから何度でも楽しめる。いい時期に公開できたと思います」と心境を述べる。劇中で“偶然の産物”を表現する言葉“セレンディピティ”が登場することに触れ「小西と桜田の出会いをセレンディピティの1日として描くため、雨の日に出会った瞬間のシーンから画角を4:3に縮めているんです。そして1日が終わって、小西が夢の中に入っていく場面で画角を戻していく。2人の若者がパーソナルな世界に入るということで、ぎこちない距離感を外から支えるような表現をしました」と振り返った。
劇中では小西にとって“傘”、桜田にとって“お団子”がキーアイテムとなっていることから、キャストがチャームポイントを尋ねられる一幕も。萩原は「手かな」と切り出し、「すごく大きくて、人に褒めてもらえることも多い。バスケットボールがつかめますね」と回答する。一方、河合は「内面でもいいですか……?」と語りかけ、「しっかりしてそうって言われることが多いんですが、実は忘れっぽいんです。自分が何をしゃべったのかも覚えてなかったり。治らないので、チャームポイントだと思って生きています(笑)」と意外な一面を打ち明ける。さらに伊東は「口の横に、えくぼみたいなものがあるんです。なんであるのかわからない(笑)。皮膚科では蕁麻疹と言われたんですが、違うと思う……」と告白。黒崎は「眉毛ですね。ずっと濃いんです」と答え、MCからの「お声も低くて素敵ですよね」という発言に「小学生の頃からどんどん下がっていきました」と答えていた。
トークテーマは「ゴールデンウイークに行きたいデート場所」に。萩原は「この時期に観ているバスケットボールの試合が特にアツいんです。映画館で観戦できるものもあると知ったので、ぜひ行ってみたい」と希望を明かす。そして河合が「打ち上げ花火を見たい。ゴールデンウイークとは関係ないですが……」、伊東が「夏祭りとか夏フェス。私も関係ないんですが(笑)」と続く中、黒崎は「オールシーズン居酒屋!」と声を張り、「居酒屋デートっていいじゃないですか。『もう1軒行く?』『いいよ!』みたいな。いいじゃないですか……」と照れながら語った。
最後に萩原は「1つのシーンをとっても観たときの状況によって見え方が違いますし、その感想の変化も楽しんでいただける作品」と本作をアピールし、「今日観ていただいた感想を大切に、どこかに置いておいていただけるとうれしいです」と呼びかける。「今日の空はいかがですか?」とMCから聞かれると、「一番好きです!」とほほえんだ。
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は全国で公開中。
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