桜井美奈の小説をもとにした本作は、主人公と“殺した夫”の過去の罪と愛が交錯するサスペンスミステリー。アパレル会社でデザイナーを志す茉菜は、ある壮絶な出来事を機にDV夫・和希を殺し、平穏な日々を過ごしていた。だが数年後、茉菜の前に殺したはずの和希が記憶をなくした状態で現れ、2人の奇妙な共同生活がスタートする。山下が茉菜を演じ、ドラマ「オールドファッションカップケーキ」の
和希役の萩原は「和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかというと現在の姿で和希のキャラクターをとらえて、茉菜と再会した時から和希という人が少しずつ出来ていくイメージで、かなりフラットに演じました」とコメント。また3度目の共演となる山下については「ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間すっと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています」と伝えた。
YouTubeでは特報が公開中。土砂降りの雨の中で和希を崖下に突き落とす茉菜の姿や、再び現れた和希が「記憶がないんだ」と口にするシーンが映し出される。
連続ドラマW-30「殺した夫が帰ってきました」は7月11日23時よりWOWOWで放送・配信。「イチケイのカラス」シリーズの浜田秀哉と「ライオンの隠れ家」の一戸慶乃が脚本を手がけた。
連続ドラマW-30「殺した夫が帰ってきました」特報
連続ドラマW-30「殺した夫が帰ってきました」
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド 2025年7月11日(金)23:00放送・配信スタート
※全6話
※第1話は無料放送・配信
萩原利久 コメント
オファーを受けた際の心境
シンプルにとてもうれしかったです。お話をいただいてすぐに原作を読ませていただき、寝る前に読み始めて、面白くてやめられず、そのまま朝になっていました。その段階でかなり難しい役だと想像できましたが、挑戦したいと強く思いました。
脚本を読んだ感想
全6話の中で、いわゆる前編と後編のような分かれ方をしている脚本だと感じました。実際に撮影をしてみても、前半と後半でやっていることも何もかも違っていて。その違いを、撮影していく中で面白く着色できたらと思いました。
和希をどんな人物だと捉えているか?
和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかというと現在の姿で和希のキャラクターをとらえて、茉菜と再会した時から和希という人が少しずつ出来ていくイメージで、かなりフラットに演じました。タイトル通り“殺した夫”なので、クリーンな人物に見える必要もない。演じる上で、サスペンスとしての見せ方と和希のリアルな見え方とのギャップのちょうどいい塩梅を探ることが難しかったです。
山下美月の印象
初めての共演は5年前。その時は高校生とAIの女の子、今回は殺された夫と殺した妻という、特殊設定での共演が続いていて(笑)。だから山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多いのですが、ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間すっと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています。
視聴者へのメッセージ
この作品を表す言葉として「殺した夫が帰ってきました」以上にぴったりなものはないなと思っていて。一見よく分からないタイトルだし、でもそれが起こるという意味で、「普通の話」であるわけがありません。だからこそ、ドラマの中での2人の会話や起こる出来事は、予想外のものが続きます。考えながら見てもらうのも、シンプルにこのひねったタイトルを受け取って見ていただくのも、どちらも楽しめると思います。初めから最後まで、さまざまなところが互いに作用し、すべてがつながっていくので、1話から最終話まで、できるだけ画面だけに集中できる環境で見てほしいです。
uno @mt_726_un
特殊設定での共演が続いてるって萩原くんが言ってるのじわる、確かにw
https://t.co/sNUDPmj62H https://t.co/ueqQ13b87g