ドリカムシアター開業!唐田えりから「Page30」キャスト感慨「想像を超えてました」

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映画「Page30」のメイン上映館となるテントシアター「渋谷 ドリカム シアター supported by Page30」が4月11日にオープン。本日4月10日にオープニングセレモニーが行われ、同作の監督を務めた堤幸彦、エグゼクティブプロデューサーの中村正人DREAMS COME TRUE)、キャストの唐田えりか林田麻里広山詞葉MAAKIIIが登壇した。

「渋谷 ドリカム シアター supported by Page30」レセプションパーティでの乾杯の様子。左からMAAKIII、林田麻里、堤幸彦、中村正人、唐田えりか、広山詞葉

「渋谷 ドリカム シアター supported by Page30」レセプションパーティでの乾杯の様子。左からMAAKIII、林田麻里、堤幸彦、中村正人、唐田えりか、広山詞葉

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「Page30」ポスタービジュアル

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「Page30」では、4日後に舞台公演を行うとだけ告げられた4人の女優の姿がつづられる。連絡手段を没収された彼女たちは、30ページの台本を手に演出家不在の閉鎖空間で熾烈な舞台稽古を強いられることに。やがて、4人がそれぞれ抱える切実な事情が浮き彫りになっていく。

左からMAAKIII、林田麻里、堤幸彦、中村正人、唐田えりか、広山詞葉

左からMAAKIII、林田麻里、堤幸彦、中村正人、唐田えりか、広山詞葉[拡大]

まずはシアター入り口にレッドカーペットが敷かれ、オープンを記念したテープカットを実施。中村は堤に感謝を伝えつつ、笑顔で「ようこそドリカムシアターへ!」と挨拶した。

紀伊宗之

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中村正人

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続けて、シアター内でレセプションパーティが開催される。最初に「Page30」の配給戦略を担う紀伊宗之が登壇し、同シアターについて「文化の発信地である渋谷でどうしても作りたかったんです。今はどの映画館もハイスペックですが、もっと多様な映画の楽しみ方があってもいいんじゃないかと。売りは、めちゃくちゃいい音響と大きなスクリーン。『テントと侮るなかれ』という思いです」と説明する。中村は「『Page30』が小劇場で行われる密室劇ですから、まさに擬似体験をしていただけるのではないかと」とほほえむ。メイン上映館としての役目を終えたあとは貸し小屋として運営する予定だそうで、中村は「私、一応9月までここを借りる権利をお支払いしているんです」と告白。「企業や学校の発表会、ファッションショー、ヨガ教室、ディスコ大会。なんでもできます。皆さんの夢を、ここ渋谷 ドリカム シアターで叶えていただきたい」と展望を述べた。

唐田えりか

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林田麻里

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その後、堤とキャスト4名がステージに。ドリカムシアターの企画を聞いたときの印象を聞かれた唐田は「『さすが中村さんだな!』と。どうなっていくのだろうと楽しみにしていたんですが、想像を超えてました」と回答する。林田は実家が映画館とレコード屋だと明かし、「自分が映画に出ることで(両親の)思いを継いでいけたらと思っていたんですが、まさか堤監督の作品でこんなに大きな役をやらせていただいて、しかも専門館が渋谷にできるとは」と吐露。「私の“未来予想図”にはなかったです」とDREAMS COME TRUEの楽曲名を引用しながら伝えると、中村から「うまいですね!」と拍手が贈られる。さらに広山は「今はオンラインやメタバースが主流なのに、人と人が直接会う場所を作るというのは尊いこと。明日のオープンが楽しみです! “晴れたらいいね”」、MAAKIIIは「とにかく“嵐が来る”という感じ。最高の瞬間だと思っています!」とそれぞれ楽曲を引用して思いを語り、堤が「映画は初週の金曜日が大事なんですよ! “決戦は金曜日”です」と締め括って会場を盛り上げた。

広山詞葉

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MAAKIII

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「Page30」の話題にトークが移ると、唐田は「登場人物は私たちだけで、役者が役者を演じるということが難しかったなと。役者として今まで過ごした時間を全部ぶつけないと挑めなかった」と述懐。劇中劇は4人芝居で、それぞれが順番に4役を演じていくため、撮影では計5役と向き合う必要があったという。林田は「まずはいろいろな事情を抱えた4名の女優がいて、劇中劇に出てくる人たちも何かにもがいている。出てくる人間全員が“ギリギリ”な感じなんです」と言及する。加えて広山は「何かに一生懸命になるって、こんなにも滑稽で美しいものなのかと。そこが本作の見どころです」とアピール。「まさに“劇薬”ですね!」と一言で表現したMAAKIIIは「それぞれのキャラが毒にも薬にもなる。素敵な脚本による“劇薬”を浴びた苦しみから炙り出される、私たちの執念を見てほしい」と呼びかけた。

堤幸彦

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堤はそんな4人を眺めつつ「皆さん、本当に真っ当なことをおっしゃる……」と感嘆の声を上げる。そして撮影時に触れ、「皆さんが自らの人格を自主的にさらけ出していくという、ちょっとしたセミナーみたいな感じになっていました。それが映画という形に定着したときに違うレベルにまで到達していたことを実感して、本当にやってよかったなと思いました。今年70歳になるのですが、とてもよい“ページめくり”になりました」と充実感をのぞかせた。

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映画「Page30」予告編

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林田麻里 @hayashidamari

映画「page30」明日4/11(金)の公開に合わせて🎬
#渋谷ドリカムシアター オープンニングセレモニーが行われました🥂🎉

#Page30 https://t.co/KMAKpBvEUd

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