映画「
本作は、4日後に舞台公演を行うとだけ告げられた4人の女優の物語。連絡手段を没収された彼女たちは、30ページの台本を手に演出家不在の閉鎖空間で熾烈な舞台稽古を強いられ、やがて切実な事情を浮き彫りにしていく。
本日オープンを迎えた渋谷 ドリカム シアター。初めて観客が迎え入れられ、上映が終了するとテントの外にまで響く拍手が巻き起こった。
完成した作品を観た感想を聞かれると、唐田は撮影時に「いい芝居ができている」と感じていたと明かし、「そのエネルギーがちゃんと映画に映っていて、体感型の映画になったなと思いました」とコメント。林田は「自分たちが出ていることを忘れていて、ラストの自分のシーンでびっくりしました」、広山は「3回観たんですけど、毎回号泣してしまう。こんな作品ってなかなか出会えないので、とてつもない魔力を持った作品だと思います」とそれぞれ口にする。MAAKIIIは「まだ自分が演技している姿を見慣れなくて、胸焼けするんですよ(笑)。皆さん大丈夫でしたか?」と観客に語りかけた。
本作の音楽は、中村とジャズピアニスト・上原ひろみが担当した。中村は、「吉田美和の親友である上原さんに相談したら、すぐに『私がやるよ』と言ってくれて、すごく焦りました(笑)。堤監督と豪華な女優陣に加えて上原さんと、非常に気が重くなったんですが、見事に“5人目の女優”になってくれました」と述懐。さらに音楽収録について「映像を観ながら完全にアドリブで一発録りしました。素晴らしい音楽をいただきました」と振り返った。
「渋谷 ドリカム シアターで実現したいこと」に話が及ぶと、唐田が「真ん中に焼肉を置いて、焼肉上映会」、林田が「みんなで『Page30』ごっこ。セリフを間違えたら一発アウトで」、広山が「『Page30』の衣装展」と次々に提案する一幕も。一方、MAAKIIIが「猫カフェとか手乗り豚とか、カワウソを集めて……」と切り出すと、中村は「せっかく芝生を敷いているのに……」と顔を曇らせる。そして堤は「映画を作っても上映する場所がないという方に開放して、“自腹映画祭”をやりたいですね」と述べ、中村と意気投合する様子を見せた。
最後に堤は「地べたに座って映画を観るというのは崇高な体験だと思っていて、『Page30』とともに全国にどんどん広がっていくといいなと思います」と挨拶し、イベントの幕を引いた。
「Page30」は全国で公開中。
映画「Page30」予告編
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唐田えりかの映画作品
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おおとも ひさし @tekuriha
唐田えりか「Page30」は体感型の映画、ドリカムシアターで焼肉上映会を希望
"キャストの唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIII、監督の堤幸彦、エグゼクティブプロデューサーの中村正人(DREAMS COME TRUE)が登壇した。 https://t.co/eMeYpy6Qfg