映画「
エドワード・アシュトンによるSF小説「ミッキー7」を原作とした本作は、過酷すぎる業務命令で次々と死んでは生き返る任務に就いた男ミッキーの物語。身勝手な権力者により搾取されるミッキーの前に、ある日、手違いで自分のコピーが出現したことから事態は一変する。
「パラサイト 半地下の家族」以来の来日となるポン・ジュノと、「スノーピアサー」「Okja/オクジャ」の製作も手がけてきたチェ・ドゥホ。2人を迎えるべく、日本からはポン・ジュノ作品ファンの俳優・
町田は本作について「映像がとても力強い。ユーモアがありつつ、ちょっとした怖さもあって、いい意味で感情をかき乱される。そんなエネルギーを感じました」と述べ、「普段どこからインスピレーションを得るんですか?」と尋ねる。ポン・ジュノから「インスピレーションを得るために旅行に行ったり、特別な体験をするタイプではありません。日常的なささやかなことを見逃さないようにしているんです。例えばとんこつラーメンを食べている途中、スープがズボンに飛んだら、これはどんな意味があるんだろう? なぜ私の身にこんなことが起きたんだろう?と考えをめぐらせる。そんな小さなことから出発します」との回答を受け、町田は「すごいヒントをいただきました。これからラーメンを食べるたびに思い出すかも(笑)。日々アンテナを張りめぐらせながら過ごしていきたいです」と感銘を受けた様子で声を弾ませた。
ミッキー役のロバート・パティンソンの話題になると、チェ・ドゥホは「仕事に対する姿勢が全身全霊なんです。脚本にカラーマーカーを5色ぐらい使っていて、200回ぐらい読んだんだろうなというのがわかる。撮影でもトレイラー(控え室)ではなく、ずっと現場にいる。本当に努力家な役者です」と絶賛。またポン・ジュノは「この映画は社会的、政治的な風刺も描かれていますし、主人公が置かれた困難な状況は私たちが生きているこの現実を反映しているようにも思えます。その残忍なシステムの中でもミッキー17を奮い立たせたのは愛の力。この映画はある意味ラブストーリーでもあるんです。私にとって初めてのラブストーリー。そのような観点でも楽しんでいただけたら」と観客にアピールする。
舞台挨拶の最後には、サプライズゲストとして「ゴジラ-1.0」を監督した
「ミッキー17」は、3月28日より全国でロードショー。
映画「ミッキー17」日本版予告
関連記事
ポン・ジュノの映画作品
リンク
norikichishio @norikichishio
【イベントレポート】「ミッキー17」ポン・ジュノの言葉に町田啓太が感激「ラーメンを食べるたびに思い出す」(写真13枚) https://t.co/OxvCpvKVyA ●PR→https://t.co/GZAUlJaiqf #ファッション #メンズファッション
●PR→https://t.co/NdTd8PTZUN #ファッション #メンズファッション