ディズニー実写映画「
本作は、外見の美しさと権力に執着する女王に支配された王国で、雪のように純粋な心を持つ白雪姫が仲間たちと力を合わせて奇跡を起こす物語。吹替版では白雪姫を吉柳咲良、女王を月城が演じた。
月城は女王について「やはり子供の頃にアニメーションを観ていたときは怖いなとか、ちょっと不気味だなというイメージがあったんですけれど、今回実写化されたことによって、それぞれの登場人物の繊細な心の動きがより生き生きと描かれています。女王にも感情移入していただきやすいんじゃないかと思いました」とコメント。「女王が抱えているちょっとした焦りや弱みのようなものをより感じていただけるんじゃないかと思うので、ヴィランではありますけど、一番人間らしくちょっと愛らしいなと思っていただけるキャラクターになっているのでは」と魅力を伝える。
また吹替収録に関しては「自分の声にどれだけの感情が乗せられるかという挑戦でもありましたし、女王役のガル・ガドットさん(の演技)に呼吸を合わせて日本語を当てていくという作業が一番難しかったです。でも吹替を経験させていただいたことで、自分の中のお芝居についての考え方も演技の幅も広まったんじゃないかなと思います」と述懐した。女王の楽曲「美しさがすべて」も歌った月城は「客観的に見ると、そこまで美しさに執着してしまう女王がなんかかわいらしくて。そこまでしなくてもあなた十分きれいだよ!みたいな愛らしさも感じるような曲を歌わせていただいたんですが、(女王役としては)『美しさがすべてだ!』と朗々と歌わせていただきました」と振り返る。
イベント後半にはお題トークも。「本日お越しの皆さんに教えてあげたいことは?」と聞かれた月城は「女王から老婆に変身するミュージカルシーンがあるんですが、変身したあと本当にちょっとだけ高笑いをしているんですよ。そのシーンが吹替の中でも一番上手にできたと思っているので、ぜひ注目していただきたいです。本当に一瞬なので絶対に聞き逃さないでくださいね! 高笑いまでが歌だと思って聴いていただきたいと思います!」と念押しした。そして作品のテーマでもある“本当の美しさ”について尋ねられると「白雪姫も女王も心の中に弱さがあるんですよ。ですが、白雪姫はその弱さを自覚して助けを借りて、人の意見を受け入れ乗り越えていく強さがある。そこが一番美しいところだなと、今回映画を観て感じました」と語った。
最後に「誰しも弱い部分はあると思うんですけれど、それを乗り越えられる力があるかどうかが、美しさや自信につながるかなと思います。たくさんの方に観ていただいて、一歩踏み出すきっかけになれたらなと思いますし、落ち込んだときにも自分自身の心の中にある強さを思い出していただける、そんな映画になっているんじゃないかなと思っております」とアピールしてイベントの幕を引いた。
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