パレスチナ特集も展開、山形国際ドキュメンタリー映画祭の作品を東京で上映

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山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)の上映作品を東京で観ることができるイベント「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」が今年も開催。約50本が上映される予定であることがわかった。

「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ──山形in東京2024」ポスタービジュアル

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「何も知らない夜」場面写真

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「負け戦でも」場面写真

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「GAMA」場面写真 (c)2023 Toyonaka Performing Arts Center _ trixta

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インターナショナル・コンペティションからは、最新作「All We Imagine as Light(原題)」が今年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したインドの新鋭パヤル・カパーリヤーによるロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)受賞作「何も知らない夜」などが上映。アジアの作家たちを発掘・応援する「アジア千波万波」からは、ミャンマー・ヤンゴンの若者たちの鬱屈が収められた小川紳介賞受賞作「負け戦でも」や、「セノーテ」の小田香による「GAMA」などがスクリーンにかけられる。

「ルート181」場面写真

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また、パレスチナと人々の記憶をたどる特集「パレスティナ──その土地と歩む」を展開。土地と人々の分断、暴力と収奪、記憶の改ざん、抑圧と差別を映し出す「ルート181」や、住居を破壊され土地を奪われる人々の姿をビデオ日記の体裁で記録した「モーゼからの権利証書」などが上映される。

「若き映画」場面写真

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「雪の詩」

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そのほか、シャンタル・アケルマンやレオス・カラックスの初期作品を上映した伝説の映画祭についてのアーカイブドキュメンタリー「若き映画」、山形県大蔵村の肘折温泉で全編ロケ撮影され地元住民も多数出演した幻の劇映画「雪の詩」もプログラムされた。主なラインナップは下記の通り。

「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ──山形in東京2024」は東京・K's cinemaで10月19日から11月8日、アテネ・フランセ文化センターで11月9日から20日に開催される。

ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ──山形in東京2024

東京都 K's cinema 2024年10月19日(土)~11月8日(金)、アテネ・フランセ文化センター 2024年11月9日(土)~20日(水)

インターナショナル・コンペティション

  • 何も知らない夜(監督:パヤル・カパーリヤー)
  • 訪問、秘密の庭(監督:イレーネ・M・ボレゴ)
  • ある映画のための覚書(監督:イグナシオ・アグエロ

アジア千波万波

  • 負け戦でも(監督:匿名)
  • ベイルートの失われた心と夢(監督:マーヤ・アブドゥル=マラク)
  • 列車が消えた日(監督:沈蕊蘭 / シェン・ルイラン)
  • 平行世界(監督:蕭美玲 / シャオ・メイリン)
  • GAMA(監督:小田香)※東京初上映

パレスティナ──その土地と歩む

YIDFF2023 特集上映より

  • Oasis(監督:大川景子)
  • 若き映画(監督:イヴ=マリー・マエ)
  • 雪の詩(監督:波多野勝彦)

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河添 誠 KAWAZOE Makoto @kawazoemakoto

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