第77回カンヌ国際映画祭(2024年)

現地時間2024年5月14日から25日にかけてフランス・カンヌで開催された。

コンペティション部門の最高賞パルムドールに輝いたのは、ショーン・ベイカーの監督作「ANORA アノーラ」。パヤル・カパーリヤーの「All We Imagine as Light(原題)」がグランプリを受賞した。「Grand Tour(原題)」のミゲル・ゴメスが監督賞、「The Substance(原題)」のコラリー・ファルジャが脚本賞を獲得。また「憐れみの3章」のジェシー・プレモンスに男優賞、「Emilia Pérez(原題)」のアドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメスに女優賞が授与された。

日本の作品では、山中瑶子が監督を務め河合優実、金子大地、寛一郎らが出演した「ナミビアの砂漠」がFIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)を受賞している。

コンペティション部門

出品作品

All We Imagine as Light(原題)
パヤル・カパーリヤー
ANORA アノーラ
ショーン・ベイカー
Beating Hearts(英題)
ジル・ルルーシュ
Bird(原題)
アンドレア・アーノルド
Caught by the Tides(英題)
ジャ・ジャンクー
Wild Diamond(英題)
Agathe Riedinger
Emilia Pérez(原題)
ジャック・オディアール
Grand Tour(原題)
ミゲル・ゴメス
憐れみの3章
ヨルゴス・ランティモス
Limonov: The Ballad(原題)
キリル・セレブレンニコフ
マルチェロ・ミオ
クリストフ・オノレ
Megalopolis(原題)
フランシス・フォード・コッポラ
Motel Destino(原題)
カリム・アイノズ
Oh Canada(原題)
ポール・シュレイダー
Parthenope(原題)
パオロ・ソレンティーノ
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
アリ・アッバシ
The Girl with the Needle(英題)
マグヌス・フォン・ホーン
The Shrouds(原題)
デヴィッド・クローネンバーグ
The Substance(原題)
コラリー・ファルジャ
The Most Precious of Cargoes(英題)
ミシェル・アザナヴィシウス
Three Kilometres to the End of the World(英題)
エマニュエル・パーヴュ
The Seed of the Sacred Fig(原題)
モハマド・ラスロフ

パルムドール

ANORA アノーラ
ショーン・ベイカー

グランプリ

All We Imagine as Light(原題)
パヤル・カパーリヤー

審査員賞

Emilia Pérez(原題)
ジャック・オディアール

審査員特別賞

The Seed of the Sacred Fig(原題)
モハマド・ラスロフ

最優秀男優賞

ジェシー・プレモンス
憐れみの3章

最優秀女優賞

ゾーイ・サルダナ
セレーナ・ゴメス
Karla Sofía Gascón
アドリアナ・パズ
Emilia Pérez(原題)

最優秀監督賞

ミゲル・ゴメス
Grand Tour(原題)

最優秀脚本賞

The Substance(原題)
コラリー・ファルジャ

ある視点部門

出品作品

Norah(原題)
Tawfik Alzaidi
The Shameless(原題)
Konstantin Bojanov
Le royaume(原題)
Julien Colonna
Vingt Dieux!(原題)
Louise Courvoisier
Dog on Trial(英題)
レティシア・ドッシュ
Black Dog(英題)
クワン・フー
The Village Next to Paradise(原題)
Mo Harawe
September Says(原題)
アリアン・ラベド
L'histoire de Souleymane(原題)
Boris Lojkine
地獄に落ちた者たち
ロベルト・ミネルヴィーニ
On Becoming a Guinea Fowl(原題)
ルンガーノ・ニョニ
ぼくのお日さま
奥山大史
サントーシュ
サンディヤ・スリ
ベトとナム
チューン・ミン・クイ
Armand(原題)
Halfdan Ullmann Tøndel
When the Light Breaks(原題)
ルーナ・ルーナソン
Niki(原題)
セリーヌ・サレット
Flow
ギンツ・ジルバロディス

ある視点賞

Black Dog(英題)
クワン・フー

スペシャルメンション

Norah(原題)
Tawfik Alzaidi

審査員賞

L'histoire de Souleymane(原題)
Boris Lojkine

最優秀監督賞

ルンガーノ・ニョニ
On Becoming a Guinea Fowl(原題)
ロベルト・ミネルヴィーニ
地獄に落ちた者たち

男優賞

Abou Sangare
L'histoire de Souleymane(原題)

女優賞

Anasuya Sengupta
The Shameless(原題)

パルムドール(短編)

The Man Who Could Not Remain Silent(原題)
Nebojsa Slijepcevic

カメラドール

Armand(原題)
Halfdan Ullmann Tøndel

カメラドール(スペシャルメンション)

白衣蒼狗
チャン・ウェイリャン
イン・ヨウチャオ

FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)

ナミビアの砂漠
山中瑶子

クィアパルム賞

Three Kilometres to the End of the World(英題)
エマニュエル・パーヴュ

フォトギャラリー(全94件)

過去の授賞式

年度(回数) 概要
2023年(第76回)

2022年(第75回)

2022年5月17日から28日にかけて開催。コンペティション部門の最高賞パルムドールを受賞したのは、5年前に「ザ・スクエア 思いやりの聖域」でも同賞を手にしたリューベン・オストルンドの「逆転のトライアングル」。是枝裕和の「ベイビー・ブローカー」に出演したソン・ガンホが男優賞を獲得し、ある視点部門に出品された早川千絵の「PLAN 75」はカメラドール スペシャルメンション(特別賞)に輝いた。

2021年(第74回)

2019年(第72回)

2018年(第71回)

過去の受賞作品

年度(回数) 受賞作品
2023年(第76回)
2022年(第75回)
2021年(第74回)
2019年(第72回)
2018年(第71回)

同年の映画賞・映画祭

最終更新日時:2024/11/6