「いちばんすきな花」多部未華子のテンションは0か100、松下洸平はなぜかムッキムキ

木曜劇場「いちばんすきな花」の完成披露試写イベントが本日10月10日に東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催。キャストの多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が登壇した。

本作は、“男女の間に友情は成立するのか？”がテーマの物語。妹と2人で暮らしながら学習塾の講師として働く潮ゆくえに多部、実家が花屋で自らは出版社に勤める春木椿に松下、表参道で美容師をしている深雪夜々に今田、コンビニで働きながらイラストレーターの夢を追う佐藤紅葉に神尾が扮する。「silent」の生方美久が脚本を手がけ、高野舞が演出を担う。

撮影は約1カ月前に始まっており、4人の主人公は当て書きされたという「いちばんすきな花」。役とは真逆な性格と話す多部に、共演者は「えっ真逆ですか!?」と驚く。多部は「真逆と言うとちょっと言葉が違うかもしれない（笑）。どのキャラクターにも共感できるところはあるけれど、『そういうふうに思うんだ』と感じるところも正直あります」と続けた。

ゆくえがカラオケではしゃぐシーンについて、SNSでは「素が出ているんじゃないか？」との反応が。多部は「え!! おとなしいでしょ私（笑）。とっても楽しい撮影でしたけれど」と赤面。松下は「はしゃいでるときある！ テンションが0か100なんだよね」、神尾は「基本はおとなしいけど、たまにすごいときがある」と多部の一面について語った。

松下は、SNSで話題になったオフィスで転ぶシーンに触れる。「上司の机にダイブしたのは監督の指示です」と明かすも、オンエアでは使われないことが発覚。だが見事なコケっぷりを見せた松下の演技を多部は「すごく自然でした。本当に上手」、今田は「びっくりしました！ あのダイブうまかったのに」、神尾は「コケるシーンってやろうとするとわざとらしくなりますけど、洸平さんはそんなことなかった」と絶賛する。松下は「お芝居なんですよ、あれ」とうれしそうにしていた。

また、今田は本作で美容師の役に初挑戦。ウィッグを借りて自宅で練習に励んでいるようで、「徐々にカットできるようになってくるとすごく楽しくて」と頬をゆるませる。美容院のシーンで共演した松下は「本当に美容師さんでした！ クロスを僕に付けてくれて『苦しくないですか？』『苦しくないです』というセリフがあるんです。でもリハーサルのとき、殺されそうになった」と回想。今田は「松下さんが、なぜかムッキムキになってたんです（笑）。クロスを付ける前にタオルを首に当てるんですが、そのタオルがおっきめで。絶対苦しいだろうなと笑っちゃいました」と明かした。

神尾は、自身の役どころについて「友達は多いけど、その場を楽しくするのを優先してしまって自分の素直な気持ちは言えないキャラクター」と述べる。本編には公園で1人シーソーをする場面があり、神尾は「意外と足がしんどい。ずっとスクワットしているような。撮影の次の日は筋肉痛になりました。それに周りでちっちゃい子たちが遊んでいる中、大人が1人でシーソーしているのが恥ずかしかった」と振り返った。

イベントでは、本作のテーマにちなみ「男女の間に友情は成立する？」とのお題が。多部は「しない。とはいえ、大親友と呼べる男性はいる。出会い方とかって大切ですよね」、松下は「まあ難しいと思います。でも実家の近くに住むおばあさんに子供の頃からお世話になってて、まじで友達なんです」、今田は「する。同じ価値観であれば」、神尾は「する。高校生の頃はモテたいと思ってましたけど」と答える。MCから「実際モテたのでは？」と聞かれると、神尾は「まあそうっすね」とはにかむ。松下は「かっこいい！ 俺も言ってみたい今の（笑）」とうらやみ、笑いを誘った。

「いちばんすきな花」はフジテレビ系で10月12日にスタート。毎週木曜22時よりオンエアされる。なお本作の主題歌は藤井風の楽曲「花」に決定。藤井のコメントは以下に記した。

※高野舞の高は、はしごだかが正式表記

木曜劇場「いちばんすきな花」

フジテレビ系 2023年10月12日（木）スタート 毎週木曜 22:00～22:54
※初回20分拡大

藤井風 コメント

この物語の主人公達は、人生の色んな答えを探している気がしました。
彼らに自分を重ねることのできる人はとても多いと思うし、僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで、
一緒に答えを探しにいこうと思いました。
そしたら今までにないほど、真っ直ぐでピュアな曲へと導いてもらえたような気がします。
貴重な機会に心から感謝しています。
どんな物語が待っているのか、彼らは何を見つけるのか、
いち視聴者として、そして密かに仲間として、とても楽しみにしています。