倉井眉介の同名小説をもとにした本作は、冷血非情なサイコパスで弁護士の二宮彰と、怪物の仮面をかぶった猟奇殺人犯が対峙するさまを描いたサスペンス。小岩井は「サイコパスを扱った作品はたくさんありますが、たいていは警察がサイコパスを追う話。でもこの『怪物の木こり』は、サイコパスが主役で、連続殺人犯がサイコパスを狙い、その連続殺人犯を警察が追っている構図が新しいなと」と魅力を語る。
本作では、殺人鬼に狙われるサイコパスの二宮を亀梨が演じた。小岩井は「この役には、普通の人間とサイコパスを行き来する繊細で大胆な演技力が求められます。しかも、ナルシスティックな二枚目でアクションもできるとなると亀梨さんしかいないと。また、一見、観客を選びかねないエッジの効いた話ですが、彼自身が持っているエンタメ性がこの作品を間口が広いものにしてくれました」と述べ、「サイコパスとしての『濃淡』が求められる役柄ですが、亀梨さんはとても深くシナリオを理解していて、そのグラデーションを100%正確に演じてくれました」と絶賛する。
本作の監督を務めた
「どのキャラクターにもある種の狂気性を持たせたい」と話す小岩井。本作には亀梨のほかに、警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役で菜々緒、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美役で吉岡里帆、二宮の協力者である医師・杉谷九朗役で染谷将太、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士役で中村獅童、正義感が強すぎる刑事・乾登人役で渋川清彦が出演している。
「怪物の木こり」は12月1日に全国で公開。
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この役には、普通の人間とサイコパスを行き来する繊細で大胆な演技力が求められます。しかも、ナルシスティックな二枚目でアクションもできるとなると亀梨さんしかいないと。
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