第56回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて、スペイン現地時間10月13日にワールドプレミアが行われた「
「怪物の木こり」は、スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるÒRBITA(オービタ)部門のクロージング作品として上映された。同作では、弁護士でありながら冷血非情なサイコパスという顔を持つ二宮と、怪物の仮面をかぶった連続殺人鬼が対峙するさまが描かれる。
ワールドプレミア前日の10月12日には、亀梨と三池が映画祭の会場にほど近い旧市街や海岸沿いを散策。初めてスペインを訪れた亀梨は、三池とシッチェスの町を歩きながら「どこを見ても画になりますね。ワクワクします!」と終始笑顔を見せる。一方の三池は「日中は日差しが暖かくて、みんなフレンドリーで、人間の強さやおおらかさを感じる。にもかわらずホラーやスプラッターをみんなで観るっていう、このギャップが楽しいですよね」と語った。
翌13日には映画祭主催のフォトコールと記者会見に臨んだ。「バルセロナに到着して、衣装がロストバゲージになるところから始まりまして(笑)」と明かしていた亀梨だが、衣装は無事見つかり、海をバックに写真撮影が行われた。その後、実施された記者会見では「初めての三池監督との仕事はいかがでしたか?」という質問が飛ぶ場面も。亀梨は「今回の作品にはもちろん血もたくさん出てきます。壮絶な現場になるのかなと思いきや、非常に穏やかな現場でした。笑顔が素敵な監督でいらして、現場は作風とはまったく逆。非常に楽しく過ごさせていただきました」と振り返る。そして「画の強さはもちろんのこと、人間ドラマがしっかりと描かれていて僕も大好きな映画の1本になりました。次回またご一緒させていただける機会があるのであれば、さらに激しい、このシッチェスの皆さんが好きなものを存分に詰め込んだ作品で戻ってこられたら光栄です。そのためにしっかり準備したいと思います。『ハアーッ!』って(笑)」と述べ、会場に笑いを起こした。
“サイコパス弁護士”という役へのアプローチ方法を問われた亀梨は「派手にサイコパスというころを意識しないことを心がけていました」「二宮というキャラクターの変化という点では、目の使い方、首の動かし方、目線の送り方というのは、僕なりに細かくこだわって演じました」と回答。三池は「映画の中でたびたび描かれてきたサイコパスというキャラクターが主人公です。ただ、その中で主人公が今まで描かれてこなかった変化を見せる。そこが今までに作られてきたサイコパス映画とはまったく違う物語。人間の物語だというところに興味を持って、そこをできるだけきちんと表現できるように撮りました」と口にした。
ワールドプレミアでは、血しぶきの出る描写や衝撃的なシーンで拍手や歓声が何度も起こった「怪物の木こり」。三池は「血に飢えているんですかね。スペインの人って」と笑う。亀梨は「皆さんから満足だというようなリアクションがいただけたので、すごく安心しましたね」と安堵の表情を見せ、「皆さんがいい熱量でいてくださって、いい言葉もいただけて。ヨーロッパはもちろん、いろいろな場所から来てくれている方たちもいらっしゃったので、すごくうれしかったです。シッチェスで感じたお客さんの熱量をエネルギーに公開まではもちろん、公開後も駆け抜けていきたいなと思います」と意気込んだ。
倉井眉介の同名小説を実写化した「怪物の木こり」は12月1日より全国で公開。10月31日には第36回東京国際映画祭でガラ・セレクションの1本として国内初上映される。
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「 #怪物の木こり 」 #亀梨和也 と三池崇史がスペインを満喫「公開後も駆け抜けていきたい」 - 映画ナタリー
「怪物の木こり」は12月1日より全国で公開。10月31日には第36回東京国際映画祭でガラ・セレクションの1本として国内初上映される。
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