ナチ政権下で迫害された同性愛者のドキュメンタリー「刑法175条」限定上映が決定

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映画「大いなる自由」の公開を記念して、2000年に制作されたドキュメンタリー「刑法175条」の限定上映が決定した。東京・Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて7月21日から23日の18時より上映される。

「刑法175条」場面写真

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「刑法175条」場面写真

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刑法175条は1871年から1994年までの123年間にわたってドイツで施行されたもの。ナチ政権下で175条により約10万人が捕まったとされ、強制収容所に送られた1.5万人のうち生存者はおよそ4000人、映画制作時に生存が確認できたのはわずか10名に満たなかったという。

「刑法175条」場面写真

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「刑法175条」は収容所に送られた同性愛者が存命だったタイミングに撮られたドキュメンタリー。記録映像や写真とともに、175条によって迫害を受けた男女のインタビューで歴史をつまびらかにする。監督はロブ・エプスタインジェフリー・フリードマンが務め、ナレーションを「アナザー・カントリー」のルパート・エヴェレットが担当した。インタビュアー兼アソシエイトプロデューサーのクラウス・ミュラーはNetflix映画「エルドラド:ナチスが憎んだ自由」の監修も務めている。

なお「刑法175条」が東京で上映されるのは約9年ぶり。35mmプリントで3回のみの限定上映となる。7月22日にはジャーナリストで作家の北丸雄二、映像プログラマーの秋田祥によるトークイベントが開催される予定だ。

セバスティアン・マイゼ監督作「大いなる自由」は全国で順次公開中。同作では、男性の同性愛が禁じられていた第2次世界大戦後のドイツを舞台に、175条のもと自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される主人公の姿が描かれる。

「大いなる自由」公開記念「刑法175条」限定上映

2023年7月21日(金)~23日(日)東京都 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
開映 18:00
料金:1500円 ※「大いなる自由」チケット提示で1200円

トークイベント

7月22日(土)上映終了後
<登壇者>
北丸雄二 / 秋田祥

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Ko-Z @particolare1964

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