同性愛が厳罰化されたナチ政権下を証言からたどる、映画「刑法175条」劇場公開

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「ハーヴェイ・ミルク」を手がけたロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマンが監督を務めた映画「ナチ刑法175条」が3月23日から東京・K's cinemaほか全国で順次公開。あわせてポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

「ナチ刑法175条」ポスタービジュアル

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「ナチ刑法175条」場面写真

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「ナチ刑法175条」は、ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する刑法175条によって迫害されていた男女の証言をもとに、その事実をつまびらかにするドキュメンタリー。同法によって約10万人が捕まり、強制収容所に送られた1万人から1.5万人のうち生存者はおよそ4000人、映画制作時に生存が確認できたのはわずか10人に満たなかったという。作中では、自らもゲイであると公表しているイギリスの俳優ルパート・エヴェレットがナレーションを担当した。

「ナチ刑法175条」場面写真

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本作は2000年のベルリン国際映画祭最優秀記録映画賞をはじめ、多数の映画賞を獲得。日本でも2001年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でコンペティション部門に選出された。2023年7月には、同じく刑法175条を題材にした劇映画「大いなる自由」公開の際に「刑法175条」のタイトルで特別上映されるなど長く語り継がれている作品だ。今回の劇場公開では新たに開発されたデジタルリマスター版が上映される。

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